日本ショッピングセンター協会、6月のSC販売統計調査報告を発表
SC販売統計調査報告 2007年6月
6月既存SC前年比:2.4%
SC総売上高(推計)2兆2,118億円(前年比 5.7% 全SCベース)
■売上高
6月の既存SCの前年同月比売上高は2.4%と2ヶ月連続プラスとなった。例年7月初旬開始の夏のバーゲンを、6月30日(土)に前倒したSCもあり、売上増につながったようだ。また、今年は全国的に梅雨入りが遅れ、6月中旬まで降水量が少ない状態が続いた(気象庁発表)こともSCへの客足が伸びた要因と言える。
業種別にみると好調業種は婦人衣料と靴・鞄、不調業種は雑貨、飲食、サービスとなっている。キーテナントでは、家庭用品が好調であった。
■立地別(表-1)
郊外地域がマイナスに転じたが、前月より中心地域は5.2ポイント、周辺地域は3.0ポイントの伸びを示した。
■地域別(表-2)
前年同月(2006年6月)-1.9%と不調であった北海道が、その反動もあり6.9%と高い伸びを示した。東北地方は10ヶ月連続マイナスであるものの、前月より2.2ポイント改善した。
■都市規模別・地域別(表-3)
政令指定都市では仙台市以外は、プラスであった。夏のバーゲンの前倒しの影響がテナントの伸び率に顕著に表れている。
■SC構成別(表-7)
今年に入り、キーテナントの不調が4月をピークに復調傾向にある。4月から1.6ポイント改善している。
*SC=ショッピングセンター
※本調査は、2006年12月末現在の全SC2,759SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
※集計SC 570SC 回収率 57.0%
※6月のSC総売上高(推計)は、2007年5月末現在の全SC2,796SC(前年比+71SC)をベースに算出した。
(※ 表とグラフは関連資料を参照してください。)