日本インシュレーション、1000度の加熱に耐える断熱材「ダンネットライト」を発売
最高1000℃の加熱に耐える不燃の断熱材「ダンネットライト」
-初めて高温用断熱材として,けい酸カルシウム保温材が大手家電メーカ工場で採用-
1.プラント設備分野で豊富な実績
従来,けい酸カルシウム材料は,プラント設備分野で高温になる配管や機器の保温材として広く使用されており,昭和42年の発売当初から40年にわたる使用実績があります。
一方,建築用には,けい酸カルシウム材料の特長である高温での使用条件が一般の建築物では要求されないこと等の理由から,無機繊維系や有機系断熱材が多用されており,けい酸カルシウム材料は建築用断熱材としては,ほとんど使用されていません。
しかしながら,先般,某大手家電メーカの新鋭工場(三重県)において,高温条件で使用する断熱材として初めて採用され,天井面に天井面材を兼用する形で施工されました(ただし,使用条件などは企業秘密のため納入先家電メーカからは開示されていません)。
日本インシュレーションとしては,こうした高温使用条件での用途で断熱材の選定に難渋している設計者向けに用途開発の新商品として提案し,生産施設などの用途での建築設計の合理化に貢献しようとするものです。
2.初めての建築用の断熱面材として実績を機に,用途開発商品として発表。
高温用断熱材「ダンネットライト」は,以下のような特性があります。詳細は別紙又は添付のカタログを参照ください。
価格は下地用(見え隠れ)で設計価格3,300円/m2~(税別。厚さ20mm)。
製品厚さは20mmから最大100mmまで。
1)耐熱温度は最高1000℃
2)不燃材料である
3)無機不燃材でありながら,熱伝導率0.065W/(m・K)(Type A,70℃)を実現(見え掛かり用のType Bは熱伝導率0.077W/(m・K)(70℃))
4)軽量で施工性バツグン
5)VOC規制告示対象外製品で安心して使用できる。もちろん,ゼロアスベスト。
【 会社概要 】
本 社:大阪市浪速区
代表者:社長 大橋健一
創 業:大正3年4月8日
設 立:昭和24年1月14日
売上高:約133億円(平成19年3月期)
資本金:744百万円(平成19年3月)
社員数:446人(役員,嘱託含む。平成19年3月)
URL:http://www.jic-bestork.co.jp
主な事業:けい酸カルシウム系耐火・不燃建材,保温材の製造・販売/耐火被覆工事の設計・施工, 工業用プラント保温工事の設計・施工
※無機断熱材「ダンネットライト」物性一覧は、添付資料をご参照ください。