東芝ライテック、省エネとRa85の高演色を実現したセラミックメタルハライドランプを発売
低始動電圧形メタルハライドランプ400Wの置換による省エネと高演色(Ra85)を実現した
セラミックメタルハライドランプ「HL-ネオセラ2 275W」を発売
東芝ライテック株式会社は、Ra85(ISO8995 1Bクラス)(※1)の高演色を達成し、従来タイプの低始動電圧形メタルハライドランプ400W(※2)からの置換えが可能な「HL-ネオセラ2 275W」を、2007年8月1日から発売します。
水銀灯安定器で点灯できるメタルハライドランプは、高効率・長寿命の優れた特長から主に工場や倉庫など屋内高天井施設を中心に広く普及しています。
しかし、市場では作業環境や視認性の向上のため、より自然光に近い(演色性に優れた)光源が求められていました。
当社はこのようなニーズにお応えするために2007年4月に発売した「HL-ネオセラ2 190W」に引き続き、セラミックメタルハライドランプ「HL-ネオセラ2 275W」を商品化します。新開発の発光金属とセラミック発光管により、高効率とRa85の高演色性を実現しています。
(※1)ランプの演色と用途に関して、CIE(国際照明委員会)が定めた基準
(※2)当社「HL-ネオハライド2」MF400・L-J2/BU-P
【特長】
(1)水銀灯用安定器での使用が可能
比較的安価な水銀灯安定器(一般形・低始動電流形)で点灯できるため、初期設置コストをセーブすることが可能です。屋外での使用も可能で、安定器とランプの間の配線の長さを50mまで許容します。使用するための制約条件が少なく使い勝手に優れているため、工場や倉庫・体育館、コンコースなどの屋内高天井施設を中心に幅広くご使用できます。
(2)高効率・高演色の両立
新開発の発光金属とセラミック発光管により、透明形で116lm/W、蛍光形で111lm/Wと水銀ランプの約2倍(※3)のランプ効率を達成しています。
色温度は3800Kと水銀灯に近いさわやかな白色光で、Ra85の高演色性を実現。より自然光に近い(演色性に優れた)光が得られるため、視認性や作業環境の向上はもちろん店舗や商業施設などにも最適です。
(※3)当社水銀ランプ400W(蛍光形)の効率は55lm/W
(3)高い光束維持率による省エネルギー
光束維持率75%と優れた特性により、寿命末期でも十分な明るさを保つことができる省エネ設計になっています。
従来タイプの低始動電圧形メタルハライドランプ400W(※2)から置換えた場合、31%の省エネを実現しています。
(4)水銀灯用器具での使用が可能
万が一の発光管飛散防止のために3重管構造とセラミックファイバーの糸巻きを採用し、外管強化塗布材料(フッ素樹脂膜)を使用しない構造としています。これによりバルブ表面温度の制限が水銀灯と同じ400℃(フッ素膜付きでは260℃)に向上。バルブの大きさも水銀灯と同じ外管を採用していることから、小形サイズの器具等にも適合し、ほとんどの水銀灯用器具(※4)でご使用になれます。
(※4)再始動ができなくなる可能性があるため、サブライト付器具にはご使用になれません。
(5)長寿命
発光管封止技術の改良などにより、12,000時間の長寿命を達成しています。
【主な仕様と価格】
(※ 関連資料を参照してください。)
【発売日】
2007年8月1日(全機種)
【販売台数(目標)】
40,000本(全機種合計)
◆お客様からのお問い合わせ
管球事業部 管球商品統括部 管球商品部 商品企画担当
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