JFEスチール、中国・広州市での冷延プロジェクトで現地企業と合弁契約書を締結
中国・広州市南沙開発区での冷延プロジェクトに関する合弁契約書の締結について
JFEスチール株式会社(社長:馬田一)と広州鋼鉄企業集団有限公司(董事長:陳嘉陵)は、主として中国国内の自動車や家電用の溶融亜鉛鍍金鋼板を製造・販売する合弁会社『広州JFE鋼板有限公司(GUANGZHOU JFE STEEL SHEET COMPANY LTD.)以下“GJSS社”』を2003年12月に設立し、2006年3月には年産40万トンのNo.1 CGLラインを完工、その後、順調に立上げてまいりました。
また、3月6日に公表したとおり、両社は、今後とも増加が見込まれる自動車・家電を中心とする高級鋼への需要増加に応える為、GJSS社を更に発展させ(1)冷延鋼板製造設備 (2)連続焼鈍設備 (3)No.2溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備を新たに建設することを合意し、6月22日には中国国家発展改革委員会の批准を取得たことから、本日、合弁契約書を締結、調印式を現地にて執り行いました。
今後、2010年中の生産開始を目指してまいります。
【新規建設設備の概要】
(1)冷間連続圧延機(PL-TCM):年産180万トン
(2)連続焼鈍設備(CAL):年産100万トン
(3)No.2溶融亜鉛鍍金設備(No.2 CGL):年産 40万トン
【広州JFE鋼板有限公司の概要】(2007年7月現在)
(1)本 社:広東省広州市南沙区万頃沙鎮
(2)董事長:黄志勇
(3)総経理:笠井聡(JFEスチールから出向)
(4)設 備:溶融亜鉛鍍金鋼板設備(年産40万トン)
(5)製 品:主として自動車向け、一部家電および建材向け
(6)社 員:200名
(7)工 場:広東省広州市南沙開発区内
(8)総投資額:約170百万USドル
(冷延プロジェクトの追加投資額:約820百万USドル)
(9)登録資本:76百万USドル (増資後:443百万USドル)
(10)出資比率:JFEスチール株式会社 51%
広州鋼鉄企業集団有限公司 49% (増資後:各50%)
【広州鋼鉄企業集団有限公司の概要】
(1)1958年設立の国営企業集団
(2)本 社:広東省広州市茘湾区
(3)董事長:陳嘉陵
(4)総経理:張若生
(5)資本金:22億元(広州市が全額出資)
(6)売上高:209億元(2006年実績)
(7)広州鋼鉄股■有限公司、広州珠江鋼鉄有限責任公司および広州有色金属集団有限公司を中核企業とする。
(8)2006年の粗鋼生産量実績は331万トン。主な生産品種は、異形棒鋼・丸棒および熱延鋼板。ほかに非鉄金属(銅、アルミ、亜鉛等)。
※■印は人偏に「分」の文字です。
※写真1.広州JFE鋼板有限公司(関連資料を参照)