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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2024'09.22.Sun
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2007'12.26.Wed

島津製作所、設置面積を15%削減したコンパクト型紫外可視分光光度計を発売

基本性能およびUSBメモリによる操作性を向上
設置スペースを15%削減
コンパクト型紫外可視分光光度計を発売し世界シェアトップを目指す


 島津製作所は、従来機(UV-1700)と比べて設置面積を15%削減し、コンパクト化を図った紫外可視分光光度計(型名:UV-1800)を8月22日から販売開始します。新製品は、スタンドアローン型として単体で測定でき、標準付属ソフトウェア(商品名:UVProbe)を用いることにより、USBメモリを介してどのパソコンでも簡単にデータ解析や印刷が行うことができます。また、操作手順を簡略化することで、本体設置して30分後には測定を開始することができます。なお、8月29日から31日まで千葉市・幕張メッセで開催される2007分析展に出展します。

*紫外可視分光光度計:化学物質、金属、非金属(主に溶液)に可視光線や紫外線を当て、その吸収の度合いから成分量を測定する装置。製薬、食品、化学、環境、ライフサイエンスなど様々な分野で研究・品質管理に利用されている。


【 新製品開発の背景 】
 波長走査形の紫外可視分光光度計の市場規模は、世界で約25,000台と推定され、国内および欧米においては更新需要が中心ですが、産業が大きく成長している中国・インド・東南アジアの地域は医薬品業界をはじめ需要が拡大しており、今後も年率約7%の需要増が見込まれています。この拡大する市場の中で、新製品と同クラスの紫外可視分光光度計は中核をなし、今後も市場の35%の割合を維持していくものと推測しています。

 当社は、紫外可視分光光度計の市場で世界シェアトップを目指しています。その第一弾として、医薬品・化学業界の研究・品質管理、大学の教育関係向けなどに、需要の高いコンパクトなスタンドアローン型の新製品を投入することで、2008年度に新製品と同クラスの市場において世界シェアトップの25%以上を目指します。


 新製品の特長は下記の通りです。

●本体の幅を20%短くしてコンパクト化を実現
 多くのお客様からの要望である省スペース化を図りました。従来機UV-1700と比べ横幅を20%短くして45cmにすることにより、設置面積は15%減少しました。他の分析装置とのわずかな隙間にも設置できます。(設置面積 W450×D490mm)

●USBメモリによるパソコンとの連携で即解析、印刷が可能
 従来は別売であったデータ処理ソフトウェアUVProbeを標準で付属しました。USBメモリを介してデータをパソコン上のUVProbeアイコンにドラッグ&ドロップするだけで、スペクトル曲線などが表示されますので、すぐに解析、印刷ができます。これは、同クラス のスタンドアローン 型としては初めての機能で、市販の表計算ソフトウェアでマクロプログラムを組んで表やグラフ を作成する手間が省けますので、作業効率が大幅に向上します。また、本体のパソコンとの接続用USBインターフェース(オプション)を介してパソコンと接続することにより、パソコンからUV-1800を制御することもでき、スタンドアローンでありながらパソコンで自由にデータ処理することが可能です。

●測定データの操作性を向上
 USBメモリには、スペクトル、定量値、測定条件などのデータが保存可能です。複数のスペクトルを計測するときは、直接USBメモリに自動保存できますので、ファイルを保存しなおす手間が省けます。また、USBメモリには、条件設定などの保存も可能ですので、複数の利用者が1台を共有するときに有効です。測定データは、USBインターフェースを持つESC/Pプリンタ*1、PCLプリンタ*2での印刷が可能となり、使用できるプリンタが大幅に増えました。

*1 ESC/Pプリンタ:EPSON社製プリンタ
*2 PCLプリンタ:Printer Control Language、Hewlett Packard社が開発した言語に対応したプリンタ

●シンプル設計ながら使い勝手をさらに向上
 操作キーの数は、間違いなく操作ができるよう、必要最小限に抑え、かつ間隔を広くしました。USBメモリは、挿入時、本体の横幅に収まります。また、表示画面は条件設定、スタート後の進行状況表示、結果表示の3画面のみとし、シンプルで使いやすく、従来の操作性もそのまま踏襲しています。したがって、買い替えの際にもすぐに使うことができます。

●迷光*やノイズレベルの低減など基本性能を向上
 光源からの光を単一光にする分光部は、高級機に用いられる光学機構を採用し、光学系を明るくすることにより従来機UV-1700に比べてノイズレベルを1/4に低減(700nmにて)させ、また迷光を抑える回折格子には、自社製の低迷光回折格子「ローレライ」を採用し、UV-1700に比べて迷光*を半減(NaI 220nm、NaNO2 340nmにて)させることに成功しました。ベースラインのふらつきも1/3以下(700nmにて)に抑えるなど、独自技術により基本性能を向上しました。
*分光系において目的以外の光(波長)が混じる割合。

●このクラス最高レベルの1nmの波長分解能
 波長分解能はUV-1700を踏襲した1nmで、このクラスでは最高レベルです。欧州薬局方*で要求される波長分解(N-ヘキサン中0.02%トルエン溶液の269nm付近のピーク値と266nm付近の谷値の比)の条件を同クラス最高値で達成しています。また、ハードウェアを検証し文書化するバリデーション機能が標準装備されており、バンド幅1nmで校正された波長校正用光学フィルターを用いることで、日本薬局方*に基づいたハードウェアバリデーションが可能です。
*医薬品の品質とその品質を試験する方法を定めた公定の規格書であり、世界の数十カ国において制定されている。


【 新製品の概要 】
 名  称:紫外可視分光光度計 UV-1800
 定  価:140万円 (税抜、UVProbeソフトウェアを含む)
 発  売:2007年8月22日
 販売目標:国内外で 2008年度 2,300台

 本体寸法:W 450× D 490× H 270mm
 測定波長範囲:190~1,100nm
 スペクトルバンド幅:1nm (190~1,100nm全域保証)
 波長正確さ:±0.1nm 656.1nm D2にて±0.3nm 全域
 迷 光:0.02%以下 NaI 220nmにて
        0.02%以下 NaNO2 340nmにて
 ノイズレベル:0.00005Abs以内 700nmにて

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