アライドテレシスHD、経営効率化で海外グループのオペレーションを米子会社に移管
本社機能の一部を子会社に配分し、海外のオペレーションを効率化
海外グループ会社のオペレーション機能を米国アライドテレシスキャピタル社内に設置
アライドテレシスホールディングス株式会社(以下 ATHD、本社 東京都品川区、代表取締役会長 大嶋章禎)は、経営効率化とコスト削減を目的に、日本国内と海外でグループ会社のオペレーションを分けることとなりました。ATHDは従来どおり日本国内のグループ会社運営についての全権を有しますが、海外グループ会社についてはアライドテレシスキャピタル(Allied Telesis Capital Corp.、本社:カリフォルニア州、資本金:100万米ドル、取締役社長Ash Padwal(アシュ・パドウェル))の社内に「Allied Telesis Holdings North American Operations」という分室を設置し、ここで経営に関わる様々なオペレーションを実施します。
ATCCで海外グループ会社のオペレーションを行うことで、文化や言語の多様性に柔軟に対応することが可能となり、正確で迅速な決断による経営効率化とコーポレート・ガバナンスの徹底を図ることができるとともに、知的財産のコントロールや各国子会社で重複する役職や機能が一本化できることからコスト削減につながります。さらに、米国を中心とした英語圏の人材の流動性(availability)が高まることから、組織作りの自由度も向上します。また、日本(ATHD)からも人材を派遣してインターナショナルにスタッフィングを実施します。
今回のオペレーション変更は、2007年度スタートにおける強化策の1つとして、収益性と財務健全性をグローバルに改善するために最も適した方法であると考えます。これによりATHDは今まで以上に日本国内のコスト管理等運営に注力し、世界的に売上げ、利益を上げる体制も強化されます。
<Allied Telesis Holdings North American Operationsの機能>
・コーポレート・ガバナンスの管理監督
・各子会社の人事権
・財務会計
・グループ全体の情報システムの構築
・法務
・知的財産管理
・製造拠点の管理監督
・グローバルIR
・ロジスティクスとサプライ・チェーン・マネジメント