英ARM、東芝と高性能SoC設計にARM PrimeCell製品採用で包括契約を締結
東芝、高性能SoC設計にARM PrimeCell製品を採用する包括契約を締結
英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、代表取締役社長:西嶋貴史、以下ARM)は、東芝が、高性能システムオンチップ(SoC)設計においてPrimeCell(r)製品を採用する包括契約を結んだと発表しました。
これらのARM PrimeCell ペリフェラルIP製品は、複雑なSoC設計において、システム性能の向上と消費電力の削減に貢献します。ARM PrimeCell製品はすべて、“最初から正しく動作する”堅牢な設計を実現するため、厳しい検証方式を使ってテストされています。東芝は、AMBA Designer環境を使用し、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを通じて実装準備のできたインフラ・ソリューションを迅速に構成する予定です。
株式会社東芝セミコンダクター社設計技術技師長である吉森崇氏は、次のように述べています。「ARMはプロセッサ本体のみならずSoC製品に不可欠な周辺IPをPrimeCellという形で供給しており、これらは製品を迅速に開発、マーケットに投入すると言う意味で非常に魅力的な存在と考えています。当社はARMの本分野の高い専門性と品質、総合的なサポート力を高く評価しています。」
ARMのファブリック部門ジェネラル・マネージャであるJonathan Morrisは、次のように述べています。「東芝がPrimeCell製品を採用するための包括契約を締結したことは、ARMにとって重要な出来事であると同時に、業界全体にわたって性能と効率をレベルアップするために、AMBA仕様が重要になりつつあることを裏付けています。」
ARM社概要
ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、デジタル家電、画像、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、16/32ビット組込みRISCマイクロプロセッサ、データエンジン、グラフィック プロセッサ、デジタルライブラリ、組み込みメモリ、ペリフェラル、ソフトウェア、開発ツールならびにアナログ機能や高速インタフェース製品が含まれます。ARMは、ARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイトをご覧ください。(http://www.jp.arm.com/)
※ARM、AMBA,PrimeCellはARM社の登録商標です。AXI、AMBA DesignerはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM INC.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co.Ltd.、ARM Belgium N.V.、AXYS Design Automation Inc、AXYS GmbH、ARM Embedded Solutions Pvt. Ltd.、ARM Physical IP, Inc.およびARM Norway,ASの全部または一部を意味します。