リニアテクノロジー、最大12個のLEDをドライブするデュアル白色LEDドライバーを販売
リニアテクノロジー、新製品「LT3497」を販売開始
最大12個のLEDをドライブするショットキーダイオード内蔵のデュアル高効率白色LEDドライバ
2007年1月23日-リニアテクノロジーは、1セル・リチウムイオン・バッテリで最大12個の白色LEDをドライブするように設計されたフル機能のデュアル昇圧DC/DCコンバータ「LT3497」の販売を開始しました。LT3497は3mm×2mm DFN-10パッケージで供給され、1,000個時の参考単価は214円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LT3497は、高効率の固定周波数動作により、均一なLED輝度、低ノイズ、最大限のバッテリ寿命を提供します。また、ショットキー・ダイオードを内蔵しているので、外付けダイオードによるコストとスペースの追加がありません。True Color PWM(TM)調光により、LEDのカラーシフトなしに最大250:1の調光範囲が可能です。LT3497の2つの独立したコンバータは、2.5V~10Vの入力電圧で非対称のLEDストリング(コンバータ当たり最大6個の直列LED)をドライブ可能です。3mm×2mm DFNパッケージで供給され、小型の外付け部品を使用するので、スペースが制限されたハンドヘルド・アプリケーション向けに非常に小さい実装面積を実現します。
LT3497は、2.3MHzの固定スイッチング周波数により、ソリューションの実装面積とスイッチング・ノイズを最小限に抑えることができます。また、2.5V~10Vの入力電圧範囲により、1セルまたは2セル・リチウムイオン駆動ハンドヘルド機器や5V固定入力などのアプリケーションで動作可能です。
このデバイスはハイサイド電流センス機能を備えているので、各LEDストリングを1線でドライブすることができます。LT3497は定電流源として機能し、温度、製造の許容誤差、経年数によるLEDの順方向電圧降下の変動に関係なく、それぞれの白色LEDに同一の電流を供給するので、均一なLED輝度を保証します。同じチップに搭載されていますが、独立した降圧コンバータが非対称EDストリングをドライブ可能で、各ストリングの調光とシャットダウンを個別に制御できます。この他に、内部ソフトスタート/突入電流制限、オープンLED保護などを特長としています。LT3497は高効率、汎用性、低ノイズを実現し、ソリューション全体の実装面積が極めて小さいので、小さいフォームファクタで多くの白色LEDを必要とする、さまざまなバックライト・アプリケーションに最適です。
■LT3497の特長
・3V電源で最大12個の白色LED(コンバータ当たり6個の直列LED)をドライブ
・非対称のLEDストリングをドライブ可能な2つの独立した昇圧コンバータ
・2つのLEDストリングの調光とシャットダウンを個別に制御
・ハイサイド・センスにより、コンバータごとに”1線電流源”として機能可能
・ショットキー・ダイオードを内蔵
・オープンLEDの保護(32V)
・2.3MHzのスイッチング周波数
・±5%のリファレンス精度
・VIN範囲:2.5V~10V
・2つの広い250:1 True Color PWM調光範囲
・コンバータ1個当たりに必要な外付け部品は1μFの出力コンデンサのみ
・3mm×2mm 10ピンDFNパッケージ
以 上
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