日本ショッピングセンター協会、12月のSC販売統計調査報告を発表
SC販売統計調査報告 2006年 12月
12月既存SC前年比 : -1.0%
SC総売上高 (推計) 2兆7,747億円 (前年比 3.1 % 全SCベース)
■売上高
既存SCの前年同月比売上高は-1.0%と再びマイナスとなった。年末年始のイベント効果等により売上が好調であったとするSCもあったが、引続き気温が高く推移したことや、前年同月の売上が好調であったことなどから結果的に前年割れとなった。
業種別にみると好・不調業種ともに婦人衣料、飲食、サービスを指摘するSCが多かった。キーテナントでは、生鮮食品が好調であったとするSCが多く、次いで加工食品の順であった。
■SC構成別(表-1)
テナントの売上は-0.4%と再びマイナスに転じ、キーテナントは-1.9%で3ヶ月連続マイナスとなった。
■立地別(表-2)
全域(中心地域、周辺地域、郊外地域)でマイナスを記録。周辺地域にいたっては前月から2.2ポイントの落ち込みをみせた。
■地域別(表-3)
中国地方が2ヶ月連続プラスを記録し、中部地方も1.9ポイント改善してプラスに転じたが、関東地方が2005年3月以来21ヶ月ぶりにマイナスとなった。
■都市規模別・地域別(表-4)
名古屋市が3.2%と高い伸びを示したのに対し、福岡市が前月から3.0ポイント下落し、-2.1%であった。
■売上効率(表-6、7)
関東地方が坪当たり311千円と全地域の中で最も高い効率を示したが、前年同月は326千円で、15千円のマイナスとなった。
※ 本調査は、2005年12月末現在の全SC 2,704 SC の中から 立地別・SC規模別に1,000 SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
※ 集計SC 601 SC 回収率 60.1 %
※ 12月のSC総売上高(推計)は、2006年11月末現在の全SC2,774 SC(前年比 +63SC)をベースに算出した。