アサヒ、4月1日付で株式交換により和光堂を完全子会社化
株式交換による和光堂株式会社の完全子会社化に関するお知らせ
平成19年2月6日開催の各社の取締役会において、アサヒビール株式会社(以下「アサヒビール」といいます。)は平成19年4月1日を期して、下記のとおり株式交換(以下「本株式交換」といいます。)により和光堂株式会社(以下「和光堂」といいます。)を完全子会社とすることを決定いたしましたので、お知らせいたします。
記
■株式交換による完全子会社化の目的
アサヒビールは国内酒類事業を一層強固とするとともに、積極的な事業投資によって将来へのさらなる成長に向けたグループ事業構造の再構築を推進しておりますが、特に、食品・薬品事業を、酒類事業、飲料事業に次ぐ第3の柱へ成長させることを最重要課題の一つとしております。そのような中、育児・ファミリー事業(ベビーフード、育児用粉乳、スキンケア商品等)と業務用向け食品事業を主要事業とする和光堂をアサヒビールグループに加え、各社が保有する経営資源を相互に活用することで大きなシナジー効果が期待できるものと考えております。
そうした検討の結果、アサヒビールは平成18年4月25日から同年5月15日までの期間、和光堂株式の公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)を実施し、結果として、アサヒビールの和光堂株式の所有割合が90.97%(議決権割合では92.49%)にまで達したことから、和光堂の最終事業年度末(平成18年12月末日)において同社株式の分布状況が東京証券取引所の上場廃止基準に抵触しており、かかる状況が継続した場合には、来る平成19年4月末には上場が廃止される状態に至っております。なお、本公開買付けは、アサヒビールの平成18年4月24日付け開示資料「公開買付け開始に関するお知らせ」でも述べましたとおり、和光堂株式の上場廃止を目的とするものではありませんでした。
そこで、両社は、株式交換の手法により、本公開買付けに応募されなかった全ての和光堂株主の皆様に対しアサヒビール株式を交付し、和光堂をアサヒビールの完全子会社とすることが、和光堂株主の皆様の投下資金の回収の観点、あるいは、引き続いてアサヒビール株式をご所有いただき将来のシナジー効果発現による利益を享受していただく観点、また、機動的・効率的なグループ企業経営の観点からも望ましいとの判断に至りました。
株式交換比率については、前述のとおり和光堂の総株主の議決権の92.49%をアサヒビールが所有していることから、その公正性・妥当性を確保するため、各社は、後記2(3)でご説明申し上げるとおり、別個独立に第三者算定機関に株式交換比率算定について専門家としての意見を求め、その分析及び意見の提出を受け、これを参考として、両社により交渉・協議し合意した株式交換比率により本株式交換を行うことといたしました。
本株式交換の結果、効力発生日である平成19年4月1日をもって和光堂はアサヒビールの完全子会社となり、和光堂株式は平成19年3月27日付で上場が廃止(最終売買日は平成19年3月26日)される予定です。
※ 株式交換の要旨など詳細は添付資料を参照。