三菱樹脂、長浜工場の新研究開発棟が竣工
三菱樹脂 長浜工場の新研究開発棟が竣工
次世代に向けた高機能商品の開発拠点に
三菱樹脂株式会社は、昨年4月から当社の主力工場である長浜工場(滋賀県長浜市)内に、新しい研究開発棟の建設を進めてきましたが、このたび完成し、本日、2月22日に竣工式を開催する運びとなりました。
新しい研究開発棟は、創業60周年の記念事業の一環として、三菱樹脂グループの次世代に向けた高機能商品の開発拠点とするべく建設したものです。新研究開発棟では、当社の基盤技術である高分子材料設計技術、多層化・複合化技術、延伸配向技術などの技術力の強化と、新たな機能を付与する次世代基盤技術の構築、さらにそれらの融合・結合によってお客様のニーズにマッチした差異化新商品を開発していくと同時に、お客様と新商品を共創していく場としていきます。建屋は3階建てで、1階にはエントランスと大型の新商品試作ラインを、2階には実験室と新商品展示場、応接室を、3階には実験室と事務所、会議室を設けています。1階と2階には複数のクリーンルームも設置しており、電子材料などの最先端材料の開発にも適した研究開発環境を整備しています。
当社は、新研究開発棟の完成で、R&D体制の充実・強化を図るとともに、お客様のニーズに的確かつタイムリーに応える新商品開発とそのための技術基盤の強化を一段と加速させ、お客様と一体となって「収益力の高い開発型企業」を目指してまいります。
<新しい研究開発棟のコンセプト>
"将来の三菱樹脂を支える、次世代の高機能商品の開発拠点"
(1)ニューテクノロジープラットフォーム(機能化技術)の構築、コア技術の強化の場
(2)開発推進の為のインフラ強化(量産試作・評価設備の強化・充実)の場
(3)顧客との協業による開発推進の場
(4)グループ会社、社内各部門との連携による開発推進の場
<新研究開発棟の概要>
・所在地 :滋賀県長浜市三ツ矢町5-8 (当社の長浜工場内)
・敷地面積 :2,340m2
・延床面積 :7,020m2(3階建て)
・研究員数 :約110名
・総投資額 :約15億円