沖電気、大分銀行に「マルチメディア情報配信システム」を納入
OKI、液晶ディスプレイにさまざまな情報を表示する
「マルチメディア情報配信システム」を大分銀行に納入
~お客様向け情報表示端末を社内向けコミュニケーションツールとしても利用~
OKIは、このたび株式会社大分銀行(頭取:小倉義人、本店:大分県大分市、以下 大分銀行)に「マルチメディア情報配信システム」を納入しました。既に1月より稼働を開始しています。本システムは、OKIの金融機関向け情報配信システム「ブロードメッセンジャー(R)V」とIP遠隔映像配信講義システム「LiveOnAir3.0」を組み合わせることにより、各店舗に設置されている液晶ディスプレイにさまざまな情報を表示するものです。お客様向けの情報や宣伝を表示するほか、社内向けのコミュニケーションツールとしての活用も可能となります。
大分銀行では、老朽化していた従来型のお客様向け金利表示盤のリプレースと同時に、社内向けにも、全行意思統一や目標意識の向上を目的としたリアルタイムでの情報配信システムの導入を検討していました。しかし、映像を含むマルチメディアの情報の配信は、通常大容量の通信回線を必要とするため、ネットワークへの負荷増大が問題視されていました。これら大分銀行の検討事項や問題に対し、OKIでは、ネットワーク構築ベンダとしての経験を生かして、ネットワーク負荷が小さく、金融情報の更新と映像配信の両面において多角的に使用可能な「マルチメディア情報配信システム」を提案しました。その結果、大分銀行の要望に十分合致するシステムと評価され採用されることとなりました。
今回、稼働を開始した「マルチメディア情報配信システム」は、本支店・出張所を含む大分銀行の全107店舗に導入され、金利情報などのお客様向け情報が、全ての店舗で表示用クライアントPCを通じて37型を中心とした液晶ディスプレイに表示されます。また、本システム導入により、店舗の形態にあわせた電子ポスターやCM、流動メッセージなどの表示盤として利用できるほか、テレビ放映やご当地の物産紹介など、お客様向けの多用途情報発信サービスツールとしても活用可能となりました。
また、PowerPoint(R)などの資料と同期させながら動画をライブ放映することが可能なため、行内利用の際も、銀行内の意思伝達の迅速化やコミュニケーションの高度化が期待できます。さらには、研修用の社内教育ツールとしても利用可能で、従来、集合型で実施していた行内研修を店舗ごとに配信、実施することで、交通費、移動時間などのコスト削減が可能となります。
OKIでは、大分銀行での導入実績を踏まえ、今後お客様サービスの向上と業務コミュニケーションの効率化を求める地域金融機関に対して、「マルチメディア情報配信システム」を用いたソリューションの販売活動を積極的に展開していきます。
【受注/稼動システム概要】
システム内容:「ブロードメッセンジャーV」「LiveOnAir3.0」を使ったマルチメディア情報配信システム。本支店・出張所でのお客様向けの多用途情報発信ツールであると同時に、企業内コミュニケーションツールとして活用できる。
稼働開始時期:2007年1月
【製品の主な特徴:ブロードメッセンジャーV】
ネットワークを利用して支店などにある表示装置へ情報を一括配信、更新できる情報配信システム。シンプルなシステム構成で、配信時のデータ圧縮などにより導入後のランニングコストが軽減できる。設置に関しても場所やスペースなどによって表示装置が自由に選択できる。
【製品の主な特徴:LiveOnAir3.0】
OKIの映像配信サーバ「OKI MediaServer」(注1)をエンジンとするIP遠隔映像配信講義システム。OKIの「eえいぞうTM」(注2)技術をベースにしており、低帯域、高品質での映像配信を行なう。PowerPoint(R)などの資料と同期させながら講演者、講演者の映像をライブ配信すると同時に、配信内容を蓄積しVOD(Video on demand)でも視聴可能とする。
【用語解説】
注1:OKI MediaServer
OKIの汎用映像配信サーバシステム。代表的な映像配信機能を標準機能として備えており、VOD(ビデオオンデマンド)ライブ配信システム、中継・監視システムをはじめ、映像と音声を活用した多彩なシステムを容易に構築できる。
URL:http://www.oki.com/jp/BMC/
注2:eえいぞう
OKIの開発した映像符号化、および映像伝送技術。ISO/ITUなどの国際標準化機関で定められたMPEG4、H.264などの映像符号化方式に準拠しつつも、OKIが長年培ってきた独自の高速化技術、高品質化技術、およびIPネットワーク伝送技術などを組み合わせることで、オーディオ・ビデオなどのマルチメディア情報をIPネットワークで効果的にかつ効率的に伝送するための映像符号化、および映像伝送技術。
URL:http://www.oki.com/jp/BMC/eVideo/index.html
【マルチメディア情報配信システム構成図】
※添付資料を参照
*沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
*eえいぞうは、沖電気工業株式会社の商標です。
*ブロードメッセンジャーは、株式会社沖電気カスタマアドテックの登録商標です。
*PowerPointは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他における登録商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
金融ソリューションカンパニー 企画室
電話:03-3454-2111(大代)