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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.05.Wed
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2007'08.12.Sun

日本テクトロニクス、AWG5000シリーズ任意波形ジェネレータを発表

テクトロニクス、ミックスド・シグナル・デバイスのテスト向けに
AWG5000シリーズ任意波形ジェネレータを発表

デジタルRF機器のベースバンドおよびI F信号を一台で生成


 日本テクトロニクス株式会社(取締役社長 鈴木 有國 TEL 03-6714-3111)は、新製品AWG5000シリーズ任意波形ジェネレータ(AWG)を発表しました。
 この製品は、昨年10月に発表したAWG7000シリーズと同一のプラットフォームを採用しています。AWG5000シリーズは、1台でデジタルRF機器におけるアナログおよびデジタルのベースバンド回路や、IF(中間周波数)回路のテスト信号を高精度で発生できるため、アナログ・デジタルが混在した通信用デバイスのテスト効率の向上とコスト低減が可能になります。AWG5000シリーズは、ソフトウェア無線、レーダ、WiMAX、WiFi、MIMO、UWBなどのデジタルRF技術のテストに最適な任意波形ジェネレータです。

 デジタルRF技術は、デジタル・コンピューティングと従来のアナログ高周波技術の統合により実現されており、最新の無線アプリケーションの中核的技術となっています。デジタルRFアプリケーションでは、アナログ・デジタル変換器(ADC)、デジタル・アナログ変換器(DAC)、RF回路など、デジタルとアナログの信号を1つのデバイスで処理しており、テストでは双方の信号をデバイスに供給する必要があります。AWG5000シリーズは、最高で1.2GS/sのサンプル・レート、14ビットの分解能を持つ2または4のアナログ・チャンネル、加えて最高28のデジタル出力を備えており、実環境における信号を使用した最新のデジタルRFアプリケーションのテストを効果的かつ効率良く実行することができます。

 米テクトロニクス、シグナル・ソース事業部バイス・プレジデントの東 光明は次のように述べています。「デジタルRF設計におけるデジタルとアナログ回路の融合は大きな課題です。ミックスド・シグナル・デバイスの設計検証や特性評価では、信号発生のニーズにより、複数の機器を使用した複雑で高価なテスト・セットアップが必要になります。テクトロニクスのAWG5000シリーズはこの問題を解決するものです。RF信号発生器やパターン発生器のような単一の信号発生器では不可能であった、アナログ、デジタル両方のIQ信号とIF信号を発生させることができます。
 AWG5000シリーズは、1台でデジタル・ベースバンドとIFの両方に最適のテスト信号を発生させることが可能です」。

■ デジタルとアナログの完全な信号出力を実現
 ベースバンドとRF間のインタフェースがアナログかデジタルかにより、必要とする信号ジェネレータは異なります。アナログI/Q(同相成分/直交成分)または、アナログIFをRF部分に供給するためには、高い垂直分解能と高いダイナミック・レンジ(SFDR)の両方を必要とし、デジタルI/Qにおいては、多チャンネルのパラレル・デジタル出力が必要になります。アナログ出力とパラレル・デジタル出力の両方が可能な信号ジェネレータがあれば、理想的な信号、歪んだ信号、あるいはノイズ、ジッタ、グリッチなどの欠陥を含む実環境と同じ信号を作成、再現、出力することができ、ベースバンド/RFインタフェースのプロトタイプのデバッグや検証に理想的です。

 AWG5000シリーズは4機種あり、2または4のアナログ・チャンネルと、最高600MS/sまたは1.2GS/sのサンプル・レートを組合せた機種で構成されています。4機種共に14ビットの垂直分解能を持ち、80dBという高いSFDRのアナログ信号を発生できます。また、1つのアナログ・チャンネルにつき2つのデジタル・マーカを備えています。2チャンネル機種では、オプションで2組の14ビット・パラレル・デジタル出力が装備でき、デジタルIFまたはデジタルI/Qシステムのテストに対応できます。
 MIMOシステムでは、複数チャンネルの信号を必要としますが、4チャンネル機種により、4×4のMIMOシステムのテストに対応しています。AWG5000シリーズは、速度、分解能、デジタル出力機能の組合せが非常に優れており、ほとんどのミックスド信号のテスト・ニーズに対応する機能を装備した、初めての信号ジェネレータです。

■ 調査に基づく優れた操作性と高い生産性
 テクトロニクスは、信号ジェネレータ・ユーザの使用パターンとニーズを調査し、AWG5000シリーズのユーザ・インタフェース仕様を決定しました。この調査に基づいて、エンジニアの作業効率が改善されるよう、AWG5000シリーズには10.4型LCDタッチ・スクリーン機能付カラー・ディスプレイと、Microsoft 社のWindows(R) Xpによる直感的なユーザ・インタフェースを採用しています。大型のディスプレイと優れたユーザ・インタフェースにより、必要な操作、設定を単体で迅速に行うことができます。これにより作業時間を短縮でき、生産性が向上します。優れたユーザ・インタフェースによる実験室での生産性の向上に加え、Gigabit Ethernet LANやGPIBなど、自動計測や制御に必要なインタフェースを装備しており、製造現場での自動化にも対応しています。

 AWG5000シリーズは、MatLab(R)、MathCad(R)、Microsoft社のExcelなどのサードパーティのソフトウェアで生成した波形、データ・ストリーム、ミックスド信号を使用できるため、設計、試作評価、デバッグ、最終製品のコンプライアンス・テストにも役立ちます。

 デジタルRFのテストに最適なだけでなく、ミックスド信号とデジタル信号の出力において業界をリードするAWG5000シリーズは、D/A、A/Dコンバータ、表示/イメージング・デバイス、民生およびコンピュータ・デバイスなどの信号変換デバイスにおけるミックスド信号出力ツールであるAWG400およびAWG500シリーズの後継機種となっています。

■ 価格
(本体価格)
- AWG5002型 600MS/s 2ch任意波形ジェネレータ 305万円 (税抜)
- AWG5004型 600MS/s 4ch任意波形ジェネレータ 368万円 (税抜)
- AWG5012型 1.2GS/s 2ch任意波形ジェネレータ 448万円 (税抜)
- AWG5014型 1.2GS/s 4ch任意波形ジェネレータ 548万円 (税抜)

(オプション価格)
- AWG5002型 28bitデジタル出力 91万5千円 (税抜)
- AWG5012型 28bitデジタル出力 118万円 (税抜)

■ 出荷時期  2007年3月(予定)


テクトロニクスについて
 テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。60年にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、並びに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界19か国で事業を展開しています。詳しくは、 www.tektronix.com をご覧ください。日本テクトロニクスは、米テクトロニクスの100%出資の日本法人です。
 詳しくは、 www.tektronix.co.jp をご覧ください。


お客さまからのお問合せ先
 日本テクトロニクス株式会社 お客様コールセンター
 TEL 03-6714-3010 FAX 0120-046-011
 URL http://www.tektronix.co.jp/


 TektronixおよびテクトロニクスはTektronix, Inc.の登録商標です。
 MatLabはザマスワークスインコーポレーテッドの登録商標、
 MathCadはマスソフトインコーポレイテッドの登録商標です。
 本プレスリリースに記載されているその他すべての商標名および
 会社名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。

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