リニアテクノロジー、34V降圧スイッチング・レギュレータ「LT3684」を発売
リニアテクノロジー、新製品「LT3684」を販売開始
34V、2A出力、2.8MHz降圧DC/DCコンバータ
2007年3月14日-リニアテクノロジーは、3mm×3mmDFNまたはMSOP-10Eパッケージで供給される2A、34V降圧スイッチング・レギュレータ「LT3684」の販売を開始しました。LT3684EDDとLT3684EMSEの1,000個時の参考単価は371円(税込み)から、-40℃~125℃の動作接合部温度での動作がテスト保証されているLT3684IDDとLT3684IMSEは435円(同)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LT3684は3.6V~34V(最大36V)の入力電圧範囲で動作し、車載アプリケーションで見られる負荷遮断状態やコールドクランク状態に最適です。3.2Aの内部スイッチは、1.265Vの低電圧で最大2Aの連続出力電流を供給可能です。スイッチング周波数は300kHz~2.8MHzの範囲でプログラムできるので、設計者はクリティカルなノイズに敏感な周波数帯域を回避しながら効率を最適化することができます。3mm×3mmDFN-10パッケージ(または、熱特性が改善されたMSOP-10E)と高いスイッチング周波数により、小型の外付けコンデンサやインダクタを使用可能で、実装面積が小さく熱効率が高いソリューションを提供します。
LT3684は高効率の3.2A、0.18Ωスイッチに加え、必要な昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路を1個のチップに搭載しています。特別な設計技法によって広い入力電圧範囲で高効率を達成し、電流モード方式を採用することによって高速過渡応答と優れたループ安定性が得られます。この他に、パワーグッド・フラグ、ソフトスタート機能などを特長としています。
LT3684の特長
・広い入力範囲:3.6V~34V
・出力電流:2A(最大)
・調整可能なスイッチング周波数:300kHz~2.8MHz
・低いシャットダウン電流:IQ<1μA
・昇圧ダイオード内蔵
・パワーグッド・フラグ
・飽和スイッチ設計:0.18Ωオン抵抗
・帰還リファレンス電圧:1.265V
・出力電圧:1.265V~20V
・ソフトスタート機能
・熱特性が改善された小型10ピンMSOPおよび(3mm×3mm)DFN-10パッケージ
フォトキャプション:34V、2A降圧(c)2007 Linear Technology
以上