横浜ゴム、低燃費・省メンテナンス指向リブタイヤ「ZEN 102ZE」を発売
低燃費・省メンテナンス指向リブタイヤ「ZEN 102ZE」新発売
環境特化型トラック・バス用タイヤ「ZEN」の第一弾商品
横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、トラック・バス用タイヤ事業における環境グローバルコンセプト「Z. ENVIRONMENT」の新タイヤブランド「ZEN」の第一弾商品として、低燃費・省メンテナンス指向リブタイヤ「ZEN 102ZE(ゼン・イチマルニ・ゼットイー)」を2007年4月より順次発売する。発売サイズは全4サイズで、同商品には希望小売価格を設定する。
「ZEN 102ZE」は、大幅なころがり抵抗の低減による車の燃費向上によって省資源と排気ガス削減に貢献し、さらに均一な摩耗による省メンテナンス性を高めたリブタイヤ。低ころがり抵抗と耐摩耗性を両立する新キャップコンパウンドを、「C’ROLL(クロール)製法※」と組み合わせ、さらにトレッドパターンに剛性を高めた5本のソリッドタイプワイドリブパターンを採用した。これにより、従来品(PRO FORCE RY237)に比べ22%のころがり抵抗の低減を実現した。また、リブエッジに設けた数千本の高密度な「マルチSCサイプ」と「SCグルーブ」が、リブエッジの接地圧をコントロールし、連続した高速走行によって発生するステップ摩耗などの偏摩耗を抑制するため、リブタイヤの特長である優れた省メンテナンス性を発揮する。
※「C’ROLL製法」=C’ROLLはCOLD&ROLLの略語。従来、高温下で行われていたゴムのミキシングを、低温でさらにロールを使用して丹念に練ることで、ゴムの分子切断を抑制し、補強剤であるカーボンをより均一に分散できる製法。
横浜ゴムは「Z. ENVIRONMENT」の下、トラック・バス用タイヤの開発において(1)ケーシングの長寿命化(リトレッドタイヤへの活用により地球資源の循環・再生に貢献)、(2)トレッドの長寿命化(タイヤライフを向上することでタイヤ消費量を削減し省資源に貢献)、(3)ころがり抵抗の低減(車の燃費向上による省資源、排気ガス削減による大気汚染と地球温暖化防止に貢献)-の3つの環境性能を基本テーマとしている。