横浜ゴム、耐摩耗性指向プレミアムオールシーズンタイヤ「ZEN 701ZE」を発売
耐摩耗性指向プレミアムオールシーズンタイヤ「ZEN 701ZE」新発売
環境特化型トラック・バス用タイヤ「ZEN」の第一弾商品
横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、トラック・バス用タイヤ事業における環境グローバルコンセプト「Z. ENVIRONMENT」の新タイヤブランド「ZEN」の第一弾商品として、耐摩耗性指向プレミアムオールシーズンタイヤ「ZEN 701ZE(ゼン・ナナマルイチ・ゼットイー)」を2007年4月より順次発売する。発売サイズは全7サイズで、同商品には希望小売価格を設定する。
「ZEN 701ZE」は、トレッドの長寿命化によってタイヤライフを向上させ、タイヤの消費量を削減することで省資源化に貢献するオールシーズンタイヤ。トレッドの長寿命化を実現するため、耐摩耗性に優れるカーボンを採用し、さらにゴムの配合を適正化した新キャップコンパウンドを開発。これを「C’ROLL(クロール)製法※」と組み合わせることで、従来品(PRO FORCE tough TY787)に比べ耐摩耗性を12%向上した。トレッドパターンのセンター部には「高剛性Zブロック」を、ショルダー部にはストレート基調のブロックを配置することで、センター摩耗やヒール&トウ摩耗および、ショルダー部の偏摩耗を抑制する。また、このパターン構成に「セミラウンドショルダー」を組み合わせることで、路面との接地部全域での剛性を高め、あらゆる路面からの衝撃をしっかりと受け止める。これらにより、ストップ&ゴーの多い地域輸送から高速輸送まで幅広い輸送形態に対応するロングライフ性を実現している。
※「C’ROLL製法」=C’ROLLはCOLD&ROLLの略語。従来、高温下で行われていたゴムのミキシングを、低温でさらにロールを使用して丹念に練ることで、ゴムの分子切断を抑制し、補強剤であるカーボンをより均一に分散できる製法。
横浜ゴムは「Z. ENVIRONMENT」の下、トラック・バス用タイヤの開発において(1)ケーシングの長寿命化(リトレッドタイヤへの活用により地球資源の循環・再生に貢献)、(2)トレッドの長寿命化(タイヤライフを向上することでタイヤ消費量を削減し省資源に貢献)、(3)ころがり抵抗の低減(車の燃費向上による省資源、排気ガス削減による大気汚染と地球温暖化防止に貢献)-の3つの環境性能を基本テーマとしている。