日立アプライアンス、使い勝手を向上させたPAMインバーターポンプ9機種を発売
使い勝手を向上させた操作パネルを搭載
PAM*1インバーターポンプ「Vシリーズ」を発売
吸い上げ水量をアップし、スピーディーな給水を実現
日立アプライアンス株式会社(取締役社長:石津 尚澄)は、使い方に応じて設定する運転条件を分かりやすく表記した操作パネルを搭載し、使い勝手を向上させたPAMインバーターポンプ「Vシリーズ」9機種を4月1日から発売します。
揚水量(吸い上げ水量)を従来機種に比べ約16%アップ*2するとともに、吸い上げた水が水栓から勢い良く出るよう、ポンプ内の水にかける圧力を従来に比べ約23%*2高くしました。これにより、給水時間を大幅に短縮しました。さらに、温度検知性能をアップさせ、高温によるパッキンの劣化を防ぐなど、信頼性の向上を図りました。
なお、本シリーズは日立ポンプ90周年という節目の記念モデルとして発売します。
■型式および発売日
添付資料をご参照ください。
■新製品の主な特長 <PAMインバーターポンプ「Vシリーズ」>
1.操作部の表示を分かりやすくした操作パネルを搭載し、使い勝手を向上
使い方に応じて設定する「運転モード」や「運転圧力」といった運転条件を分かりやすく表記した操作パネルを搭載しました。大型のボタンを押すだけで、簡単に運転条件の設定が行えます。また、運転圧力値表示の大きさを従来機種に比べ約1.4倍*2にするとともに、運転条件表示にLED(発光ダイオード)を採用し、昼間でも見やすくしました。
2.吸い上げ水量をアップし、スピーディーな給水を実現
従来から採用している「PAMインバーター制御」を改良し、モーターの回転数を上げることで、WT-P200Vの場合、揚水量(吸い上げ水量)を従来機種に比べて約16%アップし、35L/分としました。また、ポンプ内の水にかける圧力も約23%アップし、使い始めから勢いよく給水するため、給水時間の大幅な短縮を実現しました。
3.温度検知性能アップなどにより、信頼性を向上
ポンプヘッド(ポンプ中心部)の温度をより正確に検知できるよう、温度検知素子(サーミスタ)の位置を最適化し、ポンプの凍結や、高温によるパッキンの劣化を未然に防ぎ、信頼性をさらに高めました。
また、圧力タンク搭載機種(型式WTおよびCT)は、タンク内に過空気防止機能を採用し、空気が多すぎることにより給水が途切れる「くしゃみ水」を防ぎます。
*1 PAM:Pulse Amplitude Modulationの略。
*2 当社従来機種WT-P200Sと新機種WT-P200Vとの比較。
■需要動向と開発の背景
2006年度の家庭用井戸ポンプの市場は、約24万台と堅調な需要が見込まれます。(日立調べ)これは、昨今、環境・省エネに対する意識が高まる中、井戸水の利用価値を再認識することで買い替えが堅調に進んでいるものと思われます。
日立ポンプは、1918年の発売以来、今年で90周年を迎えます。2002年には業界初の「PAMインバーター制御」を採用しましたが、さらなる揚水量のアップ、操作性や信頼性の向上が求められています。そこで、今回、使い勝手の良い操作パネルを搭載するなど、こうしたニーズに対応した製品を開発しました。
■関連情報
ポンプホームページ
http://kadenfan.hitachi.co.jp/pump/index.html
■お客様からの問い合わせ先
家電ビジネス情報センター 電話 0120-3121-19
以 上