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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.21.Fri
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2007'06.27.Wed

モリテックス、アフィメトリクス・ジャパンとPGx受託サービスプロバイダーのライセンス契約を締結

株式会社モリテックス、アフィメトリクス・ジャパン株式会社と
PGx受託サービスプロバイダーのライセンス契約を締結

― GeneChip(R)を活用したPGx(※1)試験事業にも本格参入 ―


 マシンビジョン関連機器と画像機器、バイオ関連機器メーカーの株式会社モリテックス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森田茂幸、証券コード:7714)は、このたびゲノム改革推進の先駆的役割を果たしている米国アフィメトリクス社の日本法人であるアフィメトリクス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:米山政男氏)とPGx市場に特化した受託サービスプロバイダーのライセンス契約を締結しました。モリテックスはPGx にフォーカスしたサービスプロバイダーとして受託業務を開始します
 ゲノム解析技術の目覚しい発展により、薬剤の有効性と副作用発現にはヒトの遺伝子多型との関連性があることが解明されてきました。その関連性を医薬品開発から診断に応用できると期待されている領域がファーマコゲノミクス(PGx)です。このPGxは医薬品開発や個々の人に適した治療である個別化医療を行うにあたり、今後大きな市場となることが期待されています。
 すでに米国では、2005年3月に、米国FDA(※2)(アメリカ食品医薬品局)から「ファーマコゲノミクスデータ提出に関する企業向けの指針」( FDA Guidance for Industry “Pharmacogenomics Data Submission”)が示され、医薬品開発や診断にはPGxデータを添付することが推奨され、市場は大きく拡大しています。こうした流れを受け、日本国内でも今年よりPGx市場が立ち上がりを見せ、GLP※3対応でPGx試験を行える施設が望まれています。

 モリテックスでは、現在の主力事業であるマシンビジョンシステムに続く第2の柱とすべく数年前からバイオ関連事業への積極的な展開を行っています。従来から事業展開を行ってきた分析前処理装置・合成関連機器・精製装置などの研究支援分野に加え遺伝子発現解析・SNPs(※4)受託解析、分子診断装置など、予防医学分野や個別化医療分野への進出を図り、2007年4月には横浜テクニカルセンター内に「PGxリサーチセンター」を立上げ、GLPの認定取得を進めています。モリテックスでは、このPGx市場に参入するにあたり、アフィメトリクス社のDNAチップ(GeneChip(R))を用いることはバイオ事業拡大に不可欠であると判断、このたびの受託サービスプロバイダーのライセンス契約締結となったものです。
 モリテックスは、製薬会社・農薬会社・CRO(※5)食品会社などのユーザーの要求に合わせて最適なPGxの受託サービスを提供することに邁進努力してまいります。

 モリテックスの「PGxリサーチセンター」の受託解析メニューとしては、下記を取り揃えております。

(1)Affymetrix 社のシステムを用いたSNPs,遺伝子発現解析
(2)Illumina 社のシステムを用いたSNPs, 遺伝子発現解析
(3)Real-TimePCR を用いたSNPs, 遺伝子発現解析
(4)シクェンサーを用いた塩基配列解析
(5)DNA メチル化比率解析
(6)糖鎖プロファイラーを用いた糖鎖解析
(7)TK測定(※6)

 なお、今回のライセンス契約による業績への影響につきましては、5月15日に開示した業績予想数値に織り込み済みであります。


【用語解説】

(※1) PGx
 Pharmacogenomics(薬理ゲノミクス)の略。近年進歩が著しいゲノム科学を利用する事により、「効率的な創薬研究開発」と「個の医療」を目指す研究分野。特定疾患群の患者に共通の遺伝情報を把握し、その疾患に最適な薬剤の開発を行ったり、患者個々の遺伝的特徴の差異を把握することにより、患者ごとに最適な薬剤を選択したり、最適な用量を決定する事を目的としている。これにより、従来に比べて、より効果的で安全な投薬を行えるようになると考えられている。

(※2) FDA
 Food and Drug Administration(アメリカ食品医薬品局)のこと。食品や医薬品、医療機器など、消費者が通常の生活を行うに当たって接する機会のある製品について、その許可や違反品の取り締まり等の行政を専門的に行うアメリカ合衆国の政府機関。日本の厚生労働省に当たるHHS(Department of Health and Human Services)に属する機関である。

(※3) GLP
 Good Laboratory Practice(試験実施適正基準と訳される事もある)の略。医薬品や化学物質等の安全性試験の信頼性を確保するため、試験施設が備えるべき設備、機器、組織、試験操作等の標準操作手順書の整備などについて基準を定めるもの。本来は安全性試験に対して適用されるものであるが、高いレベルで試験の信頼性を確保するというGLP の理念が広く理解されるようになり、安全性試験以外でもGLP が適用されるようになってきている。

(※4) SNPs(スニップス)
 Single Nucleotide Polymorphisms(一塩基多型)の略。複数の人間のDNAを調べると、DNA内の塩基に数百塩基から数千塩基に1個程度異なる箇所があり、一塩基だけ異なる箇所をSNPsと呼ぶ。SNPsの個体差により病気の発現や薬の効き方に影響があるものと考えられている。

(※5) CRO (Contract Research Organization:受託臨床試験実施機関)
 CRO(シー・アール・オー)は医薬品の開発において、製薬メーカーが行なう治験に関わる様々な業務の全てまたは一部を代行・支援する機関(通常は、企業)のことを言う。医薬品開発業務のアウトソーシング企業であり、GCPの視点から言えば治験依頼者の業務を支援する企業となる。

(※6) TK測定
 Toxico Kinetics(トキシコキネティクス)の略語で、医薬品の開発における毒性試験の不可欠な構成要素として、体内に毒物が入った時の代謝物の変化を評価するために薬物動態データを得る試験をいう。
 TKにおいて適切なパラメーターを測定することにより、試験動物種における反復投与時の薬物動態データを得ることができる。従って、適切な試験計画を立てることにより、試験の重複を避け、必要な動物数を減らせる。


【ご参考】

■ アフィメトリクスジャパン株式会社
東京本社
〒108-0014
東京都港区芝4-1-23 , 三田NN ビル16F
Tel:03-5730-8200(代表)
Fax:03-5730-8201

■ 株式会社モリテックス
 光学技術をコア技術として、マシンビジョンシステムから画像関連機器、光通信関連機器、検査計測機器、機能性材料事業、バイオ関連事業など、多岐にわたり事業を展開しています。特に、バイオ関連事業については、現在の主力事業であるマシンビジョンシステムに続く第2の柱とすべく数年前から積極展開を行っています。
 バイオ関連事業では、従来から事業展開を行ってきた分析前処理装置・合成関連機器・精製装置などの研究支援分野に加え、DNA・SNPs受託解析、分子診断装置など、予防医学分野や個別化医療分野への進出を図り、バイオ事業の強化を目指しています。
 URL: http://www.moritex.co.jp


【リリースに関するお問い合わせ】
株式会社モリテックス
TM事業本部PGxリサーチセンター岩本俊夫
〒225-0012 横浜市青葉区あざみ野南1-3-3
TEL: 045-913-5803 FAX: 045-913-5805

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