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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.13.Thu
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2007'07.05.Thu

キヤノン、コンパクトサイズで撮影画角50°の散瞳型デジタル眼底カメラを発売

簡単な操作で高画質な眼底撮影が行える

コンパクトサイズの散瞳型デジタル眼底カメラ“キヤノン CF-1”を発売


 キヤノンは、デジタル眼底カメラの新製品として、コンパクトサイズながら簡単な操作で高画質な眼底撮影を実現した“キヤノン デジタル眼底カメラ CF-1”を9月上旬より発売します。

 新製品“CF-1”は、光学系の設計を大幅に見直すことにより、高画質と優れた操作性を備えながらコンパクトサイズを実現した、撮影画角50°の散瞳型デジタル眼底カメラ(※1)です。カラー撮影、蛍光撮影(※2)、レッドフリー撮影(※3)の3つの撮影モードを搭載しており、有効画素数約820万画素のデジタル一眼レフカメラ「キヤノン EOS 30D」(※4)との組み合わせにより高解像度で眼底を撮影し、精密な診断を可能としています。操作性の面では、本体の向きや位置を素早く調整できるチルティング・パンニング機能の標準装備や、各種フィルターの挿脱が電動で行えるなど、使い勝手を大幅に向上しました。また、電源部と本体ユニットを一体化したコンパクトな設計により、被検者の眼の観察や開瞼動作を行いながら撮影を行えます。
 そのほか、付属のコントロールソフトウエアを利用して、本体に接続したパソコンから撮影画像への患者情報の入力や撮影モードの切り替えを可能にするなど、スムーズなオペレーションを実現しています。さらに、医用画像通信の標準規格DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)に準拠しているので、病院内のネットワークに接続して、患者情報のデータベースと連携した高度な医用情報管理や撮影画像を利用した遠隔診断などが行えます。


【主な特長】
 ●3つの撮影モードに対応した高画質なデジタル眼底撮影が可能
 ●優れた操作性
 ●軽量・コンパクト設計
 ●50°の撮影画角で精密な診断に寄与
 ●スムーズなオペレーションを実現する新開発のコントロールソフトウエアを同梱
 ●医用画像通信の標準規格DICOM準拠により病院内での画像情報管理を簡便化

 製品名     キヤノン デジタル眼底カメラ CF-1
 価格(税別)  345万円
 発売時期   2007年9月上旬
 生産台数   30台/月
 
※1 瞳孔を開くために散瞳薬を使用する眼底カメラです。
※2 蛍光色素を血管内に注入して眼底を検査・撮影する手法です。
※3 緑内障の進行程度を確認するために、特殊なフィルターを眼底カメラに挿入して撮影する手法です。
※4 「キヤノン EOS 30D」は別売です。


【市場動向と開発の背景】
 画像処理や通信などデジタル技術が急激な進歩を遂げる中、正確で迅速な処置が求められる医療機関においては、患者の医療データを効率良く一元管理できる電子カルテや、ネットワークを介した遠隔診断システムの導入など、様々な分野においてデジタル化が進んでいます。眼底カメラも医療機関のデジタル化に対応するために、デジタル眼底カメラの普及率が徐々に高まりつつあり、その市場が形成される中で、ユーザーからはデジタルならではの使いやすさと高画質の両立が強く求められています。
 こうした中、キヤノンは、画質と操作性を高い次元で達成するとともに、医用画像通信の標準規格DICOMに準拠した散瞳型デジタル眼底カメラとして、キヤノン初の画角50°となる新製品“CF-1”を開発しました。
 デジタル一眼レフカメラ「EOS 30D」と連携することにより、診断の高精度化、迅速化に対応するための機能を数多く搭載しています。また、チルティング・パンニング機能の標準装備などにより、操作性の向上を図っています。


【眼底検査の目的】
 眼底とは、目の奥の網膜や血管などがある部位のことで、全身の中で、唯一、直接血管を見ることができます。眼底カメラは、眼底血管の走行状態や出血の有無、網膜の状態など眼底画像の記録に広く用いられ、多岐にわたる眼科疾患の診断に役立っています。特に、散瞳型眼底カメラを用いた蛍光撮影では、血管内の血流状態を写し出すことができるため、さらに精密な診断を行うことができます。
 眼底の血管を診察することで、全身の血管の状態を推測することができるので、高血圧や動脈硬化の進行、糖尿病など全身疾患を発見する手がかりになります。そのため、眼科疾患だけでなく、生活習慣病健診にも眼底カメラは活躍しています。
 先進諸国での失明原因の上位は、加齢性黄斑変性、緑内障、糖尿病性網膜症です。加齢性黄斑変性、緑内障は、加齢とともに発症する可能性が高くなります。今後、老齢人口が急増すると推定される中、これら疾病の予防のため、眼底カメラが活躍する機会は増えるものと予想されます。
 また、糖尿病患者も年々増加する傾向にあり、国内だけで糖尿病が疑われる人は740万人(出展:平成14年厚生労働省発表資料)を超えており、糖尿病の合併症の一つである網膜症の検査において、眼底カメラがますます注目されています。


【この件に関する問い合わせ先】
 一般の方
 キヤノンマーケティングジャパン株式会社
 MBSマーケティング部MBS企画第二課
 〒108-8011 東京都港区港南2-16-2
 TEL 03-3740-3354(直通) FAX 03-3740-3424


【インターネット】
 キヤノンホームページ
 canon.jp

 医療機器ホームページ
 canon.jp/medical


【特長の解説】
1.目的に応じた3つの撮影モードによる、高画質なデジタル眼底撮影
 カラー撮影、蛍光撮影、レッドフリー撮影の3 つの撮影モードに対応しています。いずれの撮影モードにおいても、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 30D」(別売)と組み合わせて、50°の撮影画角と有効画素数約820万画素という高レベルの解像度で眼底を撮影して、より精密な診断に寄与します。

2.優れた操作性
○本体を上下左右に動かすことが可能なチルティング・パンニング機能を標準装備しました。
 本体ヘッド部をスムーズに動かすことが可能で、眼底中央部はもちろん、周辺部の撮影も楽に行えます。
○従来、手動で行っていたエキサイタフィルターやバリアフィルターの挿脱やあご受け台の位置調整を電動で行えるようにしており、操作性を向上しています。

3.軽量・コンパクト設計
 従来のキヤノンの散瞳型眼底カメラでは分離されていた電源部と本体ユニットを一体化しました。
 これにより、無散瞳型眼底カメラ並みの大きさと重量を実現しており、わずかなスペースでの設置を可能にしています。
 また、検査者から被検者までの距離が従来機種よりも短くなっているため、被検者の眼の観察や開瞼動作を行いながらの撮影が行いやすくなりました。

4.コントロールソフトウエア“Retinal imaging control software MYD”
 新開発のコントロールソフトウエア“Retinal imaging control software MYD”を同梱しました。
 本体に接続したパソコンを利用して、撮影画像への患者情報の入力や撮影モードの切り替えを可能にするなど、スムーズなオペレーションを実現しています。さらに、画像をサーバーに転送する際に、画像情報に患者情報や撮影情報などを自動的に付帯させることも可能です。

5.医用画像通信の標準規格DICOMに準拠
 医用画像通信の標準規格であるDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)に準拠しているので、病院内のネットワークに接続して、患者情報のデータベースと連携した高度な情報管理や撮影画像を利用した遠隔診断などが行えます。


【主な製品仕様】
 ※ 関連資料参照

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