味の素、「たまごスープ」が宇宙日本食の認証を取得
味の素(株)が研究開発した「たまごスープ」が
宇宙航空研究開発機構(JAXA)より、“宇宙日本食”の認証を取得
味の素株式会社(社長:山口範雄 本社:東京都中央区)は、当社が研究開発した「たまごスープ」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)より、“宇宙日本食”としての認証を本日取得したことを発表しました。
“宇宙日本食”は、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士へ供給するための宇宙食で、2006年12月にJAXAよりその認証基準が発表されました。当社は2005年初旬より認証取得に向けて検討を開始し、栄養価や消化しやすさ、保存性、またおいしく食べられることから「たまごスープ」を選定し、2007年1月に認証を申請しました。当社は日本でトップのスープメーカーで、「クノール(R)」ブランドのスープ関連商品を展開しています。
今回認証を取得した「たまごスープ」は、作りたてのスープを凍結後、「フリーズドライ製法」により低温で真空乾燥したものを宇宙食用に包装したものです。宇宙空間において、約70℃のお湯を加えて食べることができます。常温未開封で1年間保存してもおいしく食べられる品質を維持することができる、保存性が高い食品です。また、衛生面に配慮し、医薬品製造レベルのクリーンな環境下で宇宙食用包装作業を実施しています。
認証取得により、「たまごスープ」はJAXAが管理するISS食品リストに加えられ、ISSに滞在する宇宙飛行士から搭載宇宙食として選定された場合の食事メニューの1つとなります。今後は日本人を中心とした宇宙飛行士の活躍に貢献できるよう、JAXAからの要請に基づき、サポート活動を実施していきます。
(※ 添付資料は関連資料を参照してください。)