忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'02.08.Sat
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'07.18.Wed

米ケイデンス、論理設計で正確なフィジカル設計の予測可能なソリューションを開発

Cadence Logic Design Team Solution、
論理設計・フィジカル設計間における設計収束の課題を解決
論理設計者によるフィジカル設計を予測可能に
ハイスピードな低消費電力設計の品質と精度を改善


 電子設計のイノベーションで世界をリードするケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、社長兼CEO:Michael J.Fister(マイケル・J・フィスター)、日本法人 本社:神奈川県横浜市、社長:川島良一、以下ケイデンス)は、7月9日(米国現地時間)、複雑な半導体の設計を論理設計チームからフィジカル・インプリメンテーション・チームへハンド・オフするために必要なタイミング、消費電力、チップサイズ、およびスケジュール予測の課題に対応する革新的なソリューションを開発したことを発表しました。

 Cadence Logic Design Team Solutionは、”design with physical”(フィジカル設計を考慮した設計)を実現する新しいアプローチにより、論理設計においてより正確にフィジカル設計を予測するという困難な課題を解決します。

 このアプローチは、グローバル・シンセシス・テクノロジを備えたケイデンスのEncounter(R) RTL Compiler XLと、First Encounter(R) XLのシリコン仮想プロトタイピングのテクノロジを新しい方法で統合活用しています。この新しいアプローチにより、論理設計チームは、バックグランドで実際のフィジカル・フロアプラン・データを使用しながら、自動的に設計および合成できるため、論理設計とフィジカル設計におけるタイミングの差異を取り除き、その結果、設計の品質およびフィジカルな予測性が向上し、設計のより迅速な収束と、改善されたquality of silicon(QoS:チップ・サイズ、スピード、消費電力など、設計の品質改善を詳細配線レベルまで計測する新しい尺度)が実現します。

 フィジカル・タイミングの影響は、プロセス・テクノロジの世代が進むにつれ、重要性を増していますが、設計の論理的な視点と物理的な視点の間のギャップは放置されたままです。このことは、論理設計チームとフィジカル設計チーム間における、数多くの長期に亘る設計のイタレーションの原因となっており、設計スケジュール達成の阻害になっています。今日に至るまで、論理設計者は、タイミング・マージンを多めにとることによってこの課題を回避してきましたが、それが容認できないほどのチップ・サイズや消費電力の増大の原因となっています。

 Cadence Logic Design Team Solutionは、この困難な課題を、従来の統計的なワイヤーロード・モデルを、現実の物理的なLEFファイル、およびCAPテーブル情報に基づくタイミング情報に置き換えることにより解決します。RTLからゲート・レベル・ネットリストへの移行および最適化プロセスは、Encounter RTL Compilerに含まれるケイデンス独自のアルゴリズムである、Physical Layout Estimation(PLE)によって主導されます。PLEのアルゴリズムは、すでに100件を越えるテープアウト事例により、インプリメンテーションに最適な収束性の高いネットリストを生成できることが実証されています。

 さらに、新しくかつ独自の手法として、First Encounterのシリコン仮想プロトタイピング機能が、Encounter RTL Compilerのためのコックピットに統合され、最も正確なフィジカル・インターコネクト・タイミング情報を迅速に入手できます。フィジカル・レイアウト予測アルゴリズムと、シリコン仮想プロトタイピング・テクノロジの組み合わせにより、RTLからゲート・レベルにわたる完全なインターコネクト・モデルが生成され、長配線、短配線の双方を正確にモデリングすることができます。これにより、論理上および物理上のタイミングの視点のずれを除去し、スケジュールを大幅に狂わせる大規模なイタレーションと消費電力のコストの増加をもたらす余分なタイミング・マージンを徹底的に回避します。


■Cadence Logic Design Team Solution
 Cadence Logic Design Team Solutionは、plan-to-closureマネジメントおよびロジカル・サインオフを通して、設計と検証の双方をカバーする統合されたholistic(総合的)な手法によって論理設計チームのスケジュールの予測性を改善します。このソリューションは、特定のタイプの設計チームに特化したソリューションを提供するというケイデンスの製品セグメント化戦略に基づくものです。Logic Design Team Solutionの“design with physical”の機能は、7月12日および13日に東京にて開催されるDA SHOW/CDNLive! Japanにて紹介されます。

ケイデンス・コメント:
 Nimish Modi(米国ケイデンス、Corporate Vice President of Front End Design):「今回の画期的なソリューションにより、論理設計チームは、正確なタイミング収束を可能にする自動化された手法が得られるため、フィジカル・インプリメンテーション・チームとの間で発生する設計の繰り返しを大幅に削減できます。この機能は、設計スケジュールの予測性を大幅に向上させ、quality of siliconを劇的に改善します。この手法は、実証されたテクノロジを組み合わせて使用し、よりよい成果を生みだすという新しい方法です。今回の発表は、設計者の課題に対してholisticなソリューションを提供するという観点から取り組むことにより、Cadence Logic Design Team Solutionが論理設計者に対して目にみえる利益を実現した事例の一つです。」

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[5023] [5022] [5021] [5020] [5019] [5018] [5017] [5016] [5015] [5014] [5013
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]