STマイクロ、ポータブル・アプリケーション向けMEMS2軸アナログ加速度センサーを発表
STマイクロエレクトロニクスは、ポータブル・アプリケーションの省スペース化/省電力化を実現する新しいMEMS2軸アナログ加速度センサを発表
MEMS(Micro-Electro-Mechanical System)デバイスの大手サプライヤであるSTマイクロエレクトロニクス( http://www.st-japan.co.jp/ 、NYSE:STM、以下ST)は、超小型低Gリニア加速度センサ・ファミリを拡充する新しいソリューションを発表しました。超小型で正方形のフットプリントと低消費電力を特徴とするLIS244ALモーション・センサ・デバイスは、携帯電話、ポータブル・マルチメディア・プレーヤ、リモート・コントロールのような、バッテリ駆動のポータブル・アプリケーションに最適です。
この新しい加速度センサは、耐衝撃性の高い2軸MEMSセンサとリアルタイム・アナログ出力機能を持つCMOSインタフェース・チップを一つのパッケージに組み込んだものです。
LIS244ALは、非常に低いノイズ・レベルで加速度値を検知し、ごくわずかな消費電力で動作します。この点は、特にバッテリ動作のポータブル・システムにとって重要です。この新しい加速度センサは、安価な4×4×1.5mm3のプラスチック・パッケージに実装されており、スペースに制約のある様々なアプリケーションに適しています。また、最大1万Gまでの耐衝撃性を実現します。
STの新しい加速度センサの出力レンジは、フルスケールで±2.0Gです。内蔵のセルフテスト機能によって、デバイスの機械的部分と電気的部分の両方を検証することが可能です。また、STのECOPACK(R)鉛フリー・テクノロジーを使用しており、RoHS指令(EUのRestriction on Use of Hazardous Substances Directive:有害物質の使用制限についての指令)に準拠しています。
LIS244ALは、データ保護、ユーザ・インタフェース、盗難防止システム、リモート・デバイス・コントロール、動作ベースのインテリジェント・パワー・マネージメント、スポーツおよび医療用モニタ装置など、パッケージ・サイズと消費電力がキーとなる幅広いアプリケーションに対応します。
STのLIS244ALは、現在量産を開始しており、約1万個購入時の単価は約2.3ドルです。さらにLIS244ALに関する詳細およびSTのMEMSデバイス全般に関する情報は、 http://www.st-japan.co.jp/products/families/sensors/motion_sensors.htm をご覧ください。
また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p2162d.html
*米国市場調査会社インスタット社によるマーケット・リサーチ「Nexus and Yole Development」のデータに基づくSTの予測
【 STマイクロエレクトロニクスについて 】
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。2006年の売上は98.5億ドルで、純利益は7億8200万ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
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