NTTドコモ、FOMA屋内エリアの拡張でフェムトセル用超小型基地局装置を開発
フェムトセル用超小型基地局装置を開発
-屋内エリア対応基地局の更なる小型・軽量化を実現-
NTTドコモ(以下、ドコモ)は、エリア品質を向上させるため、住居内や店舗内などにおけるFOMA(R)の電波が届きにくい限られた範囲をカバーできる超小型基地局装置を開発いたしました。本装置について2007年秋頃より運用開始を予定し、よりきめ細やかなFOMA屋内エリアの拡張を推進いたします。
今回開発した超小型基地局装置は、「フェムトセル」と呼ばれる半径数十メートルのエリアを対象とし、従来型の屋内基地局に比べ省電力かつ小型・軽量化を実現いたしました。ドコモが展開するIMCS(R)(※1)用基地局装置のラインナップに本装置を加えることで、低コストでのエリア構築が可能となります。
今後、更なるFOMA屋内エリア品質向上を図るため、本装置を順次展開する予定です。
なお、7月18日(水曜)から東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2007( http://www.nttdocomo.co.jp/info/campaign_event/wireless2007/index.html )」のドコモブースにて、本装置を展示する予定です。
詳細は以下のとおりです。
※1 IMCS(Inbuilding Mobile Communication System):
高層ビルや地下街などの携帯電話が使いづらい場所でも通話を可能とするシステムです。ビルや地下施設に設置された基地局と、ドコモの携帯電話のネットワークを接続し、その基地局から屋内アンテナに電波を送ることにより、携帯電話が使いづらい場所でもサービスをご提供いたします。
【フェムトセル用超小型基地局装置の概要】
※ 関連資料参照
※「FOMA/フォーマ」「IMCS」は、NTTドコモの登録商標です。