NEC、WAN最適化ソリューションのグローバル事業展開を開始
WAN最適化ソリューションのグローバル事業展開について
本製品に関する情報
WAN最適化ソリューション「WanBooster」シリーズ
http://www.nec.co.jp/datanet/wanbooster/
NECはWAN(Wide Area Network:広域通信網)を使用したファイル転送を高速化するWAN最適化ソリューションWanBooster の海外展開を開始いたしました。グローバルに事業展開する日系企業を対象に、国内だけでなく海外の販売、SI(システムインテグレーション)、保守業務などを当社の海外拠点が窓口となって対応する一貫した事業体制を構築しました。
また、WanBoosterの利便性を高めるため、米国Riverbed社とこのたび、同社製品Steelheadとの相互接続性について確認し、同製品の保守に関しても当社を窓口とした協力体制を確立することに合意しました。
WANを介してファイル転送を行うと、データのやり取りに遅延が発生するため、遠隔地間でのファイルサーバ統合やバックアップ、ディザスタリカバリ(事業継続)システム構築の際には大きなネックとなっております。このためWAN環境でのファイル転送を高速化したいというニーズが高まっております。WanBoosterはWANを挟んで通信を行う各拠点に設置することでファイル転送速度を数十倍高速化することが可能であり、昨今、導入実績が拡大しております。
一方、海外に進出している日系企業では現地の支社・支店が日本の本社から大量の情報を入手するケースや支社・支店間でファイル共有するケースが増えており、海外拠点においても導入、保守体制を望む声が高まっております。
NECではこうしたニーズに応えるため、世界各地にある海外現地法人やグループ会社の海外拠点を活用してWanBoosterの一貫した販売、構築支援、保守を行うグローバル事業体制を確立しました。
さらに世界で過半数に近いマーケットシェアを有するRiverbed社と、同社のSteelheadとの相互接続性を確認し、保守に関する協業を行うことで合意しました(注)。これにより日本でWanBoosterを、海外でSteelheadを使用する場合でも保守についてはNECによる一元的な対応を実現しました。
将来は海外現地法人のSI力や保守力をさらに育成し、ローカル企業への販売を強化していく考えであります。NECではこうしたグローバル展開により、WAN最適化事業を今後3年で40億円とする事業目標を立てております。
NECは今後も事業を積極的に展開していく考えであります。
以上
(注) WanBoosterは、WAN高速化装置における世界の有力ベンダである米国Riverbed社からソフトウェアのライセンス供与を受け、実績のあるNECのサーバ技術と組み合わせたアプライアンス製品です。
※ 記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
■ 本製品に関する情報
WAN最適化ソリューション「WanBooster」シリーズ
http://www.nec.co.jp/datanet/wanbooster/
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NEC UNIVERGEソリューション推進本部
TEL (03)6405-0285
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