みなと銀行など、「デイリーエッグ」に鳥インフルエンザ対策の設備資金を融資
鳥インフルエンザ対策を強化する養鶏企業に協調して融資支援を実施
農林漁業金融公庫大阪支店(大阪市 支店長 大泉拓二)とみなと銀行(神戸市 頭取 籔本信裕)は、このたび、兵庫県内で養鶏業を経営する「株式会社デイリーエッグ」(兵庫県赤穂市 代表取締役 鈴木康喬)に対し、鳥インフルエンザ対策に必要な設備資金3億円を協調して融資いたしました。
昨今、鳥インフルエンザなどの感染病が発生する中、養鶏業界においては、食の安全を強化する観点から、防疫対策が喫緊の課題となっています。
そこで、関西地区で最大級の採卵鶏企業であるデイリーエッグは、鳥インフルエンザ対策強化と健康な雛の育成のため、野鳥などの侵入を防ぎ、臭いなどの舎外排出を極力抑えたウインドウレス鶏舎3棟を整備することとなり、農林漁業金融公庫とみなと銀行が協調して融資することになりました。
農林漁業金融公庫とみなと銀行は、平成17年10月に「業務協力に関する覚書」を締結し、農畜産業及び関連産業に関する情報の共有化や融資活動を通じて、相互の連携強化を進めてきましたが、今回の融資は、農業分野で初めての具体的な成果です。
農林漁業金融公庫とみなと銀行は、引き続き協力して適切な資金提供による農業経営の維持発展に取り組み、農業分野への参入支援や多様な融資スキームの構築により、地域の農業の担い手に対する一層の支援に努めてまいります。