国際航業、東海大で産学連携による実習および講義を開始
東海大学との産学連携の強化について
~社内生産用システムの学校教育への適用による教材開発と講義開講~
国際航業株式会社(東京都千代田区、代表取締役:田二谷 正純)は、東海大学(神奈川県平塚市、学長:野 二郎)との関係を強化することを目的に、平成19年4月より東海大学において産学連携による実習および講義を開始することとしました。
【開始の背景】
当社では、以前より航空写真測量の社内生産用システムの開発を進めており、大量データの効率的な生産ラインの整備に活用してまいりました。また、画像処理・リモートセンシングの教育・研究で実績のある東海大学情報デザイン工学部情報システム学科とは、これまでの共同研究も背景に、社内生産用システムの学校教育への適用による協力関係の構築を検討しておりました。
一方、同学科では、空間情報に関する実践的教育を強化する目的で、平成19年度より空間情報処理に関する講義の開講等を予定していたため、当社の方針に一致し、このたび産学連携による空間情報処理の実習と講義を展開することで合意しました。
【対象となる学部と開講内容】
学部学科:情報デザイン工学部情報システム学科
講義名 :「空間情報処理」講義、「情報システム実験II」実習
教員 :国際航業(3名)、東海大学(1名)
開講場所:東海大学代々木校舎(東京都渋谷区富ヶ谷2-28-4)
【実習および講義の概要】
同大学情報デザイン工学部は夜間部であることから、社会人の学生も多数在籍しており、実践志向が強い傾向があります。実習では、当社が開発した簡易ステレオ図化機「K-Scope」(ケイスコープ:次項の図参照)を利用して、ステレオ航空写真から学生たちが実際に学ぶ校舎などの3次元計測を行います。空間情報処理の講義では、同学科の担当教員と当社の技術者が分担し、空間情報処理の基礎から最先端の技術動向までを網羅した講義を行います。
【今後の展開】
当社における社内生産用システムは、最新の技術動向を反映させながら開発および更新を行い、継続的な技術力や品質の向上に結び付けていくとともに、実習や講義で得られた成果は、「K-Scope」の改良に随時フィードバックさせていく予定です。
さらに、当社から東海大学大学院等へ社会人学生を派遣することも検討しており、産学連携による研究・教育協力の新しいモデル構築を目指します。
なお、同学部の夜間部の特性を生かし、実習等で航空写真測量に興味を持った意欲的な学生については、当社での生産活動に優先的に採用するなど、より実践的なインターンシップモデルも併せて検討しております。
当社では、今回の産学連携を強化していく中で、東海大学の教育・研究環境の発展に貢献できるよう努めていくとともに、当社の事業活動全般にわたる産学連携の可能性について、さらに検討を深めてまいります。
【お問い合わせ先】
国際航業株式会社 経営本部経営企画室広報グループ
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