リニアテクノロジー、新しいDC/DC μModuleレギュレーターを販売開始
リニアテクノロジー、新製品「LTM4604」を販売開始
高さが2.3mmと低く、実装面積が1.3平方cmと小さい、4A、 2.3V~5V
DC/DC μModule(TM)レギュレータ
2007年6月19日-リニアテクノロジーは、より低電圧の入力電源で動作し、わずか1.35平方cmのボード面積に収まる新しいDC/DC μModuleレギュレータ「LTM4604」の販売を開始しました。LTM4604は-40℃~+85℃での動作が定格されています。RoHS準拠で、リニアテクノロジーのすべてのDC/DC μModuleレギュレータと同じく、鉛ベースまたは鉛フリーの半田ペーストを使用した標準的な表面実装リフロープロセスで実装可能です。1,000個時の参考単価は1,128円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTM4604はLTM4600ファミリの最新デバイスで、コントローラ、パワー・スイッチ、インダクタ、バイパス・コンデンサを9mm×15mm LGAパッケージに内蔵し、保護しています。このDC/DC μModuleレギュレータは高さがわずか2.3mmで、重さがわずか0.86gです。2.35V~5.5Vの入力電源範囲で動作し、0.8V~5Vの出力電圧を安定化し、3.3V入力を2.5V/最大4Aの出力に変換する際に93%の効率を達成します。
LTM4604は高さがわずか2.3mmで、RAIDシステムやPCIまたはPCI Expressを使用するシングルボード・コンピュータなどの超薄型パッケージを必要とするアプリケーション向けに小型のポイントオブロードDC/DCソリューションを提供します。また、高さが低く小型で軽量という利点によってPCボードの裏面に実装できるので、FPGA、ASIC、メモリなどのICのために上面のスペースを残しておくことができます。
LTM4604は、高精度レギュレーションと優れた熱性能を実現しながら5V、3.3V、2.5Vまたはリチウムイオン・バッテリなどの入力電源レールを降圧する必要があるシステム向けに、完全で小型かつ高信頼性のDC/DCポイントオブロード・ソリューションを提供します。LTM4604は電流モード・アーキテクチャを特長とし、高速過渡応答、短絡保護、優れたラインおよびロード・レギュレーションが可能です。さらに、出力電圧トラッキングによってランプアップ/ランプダウンと電源シーケンスを制御できます。
また、出力電圧が安定化されているかどうかを知らせるパワーグッド出力信号や短絡および過温度状態に対する保護回路も搭載しています。
既に販売開始されている、6A~12A、4.5V~28Vのデバイスを含むリニアテクノロジーのμModule DC/DCレギュレータ製品の完全なリストについてはhttp://www.linear-tech.co.jp/micromoduleをご覧ください。
◆LTM4604の特長:
・完全な低電圧DC/DC電源システム
・小型で薄型の9mm×15mm×2.3mm LGAパッケージ
・入力電圧範囲:2.35V~5.5V
・出力電圧:0.8V~5V
・4A のDC出力電流、5Aのピーク出力電流
・出力電圧トラッキング
注:VINのINは下付。
μModule = マイクロモジュール