TOTOとノーリツ、リフォーム市場での商品・サービス提案などで連携強化
TOTOとノーリツ アライアンス強化
~お互いの強みをいかし、お客様への最適生活提案のため連携強化~
TOTO株式会社(社長:木瀬照雄、以下TOTOという)と株式会社ノーリツ(社長:神崎茂治、以下ノーリツという)は、多様化する顧客ニーズに対応し拡大が見込まれるリフォーム市場で最適な商品とサービスをお客様にご提案していくため、両社の技術力・開発力を持ち寄り、相互の競争力を高めていくアライアンスを今後さらに強化していくことにこのたび合意しました。
両社は、2002年4月に市場における競争力を高めることを目的に、商品・部品の相互供給を行うことなどで業務提携していますが、今回の合意により、さらに幅広い分野でお互いの強みをいかし、お客様への最適生活提案を実現することができるよう連携強化していきます。
■ 背景
住宅業界は新築住宅着工数の減少が見込まれる中で、ストック住宅に対するリフォーム需要の創造と取り込みが大きな課題となっています。
この対応のためには、より魅力ある商品づくりをはじめとして、多様化するお客様の要求品質・コストに応えられる生産・販売・アフターサービス体制などを提供することがますます重要になっています。
■ 現在までの経緯
2002年4月に両社の保有する強みを共有し、市場における競争力を高めることを目的に商品・部材の相互供給などで業務提携をしました。
TOTOはノーリツから、ガス、石油給湯機のOEM供給や洗面化粧台のミラーキャビネットなどの部品供給を受け、ノーリツはTOTOから、水栓、人工大理石カウンターなどの部品供給を受けています。
また、ノーリツのグループ会社である株式会社ハーマンプロとTOTOでは、システムキッチンのガスビルトインコンロの一部を共同開発しています。
■ 今回の提携内容
1. 新商品・新技術での共同開発
(1) 今後のシステムバス、システムキッチンなど(以下 システム商品という)において、相互の技術を持ち寄り、高品質でお客様価値の高い商品の共同開発をしていきます。
(2) 新技術の研究開発面で、それぞれが保有する技術を融合し、家庭用燃料電池など新技術の共同研究を進めていきます。
2. 生産、販売でのアライアンス強化
(1) TOTOが販売しているガスおよび石油給湯機の生産、販売をノーリツに全面移管します。(2008年1月より)
(2) 相互供給(OEM供給)は、現在進めている商品以外についても検討していきます。
※部材の相互供給を従来以上に積極的に進めていくとともに、機能部品の共同開発など生産面でのアライアンスを強化していきます。なお、給湯機以外の商品の販売につきましてはお互い現状どおり独自性を維持していきます。
3.サポート体制のアライアンス強化
(1) TOTOの販売してきた給湯機のアフターサービスをノーリツのサービス会社の株式会社エヌティーエスに移管します。(2007年8月より)
(2) システム商品のメーカー施工体制について共同構築を検討していきます。
■ 両社の会社概要
* 関連資料 参照
以上