三菱化学メディア、米スマートディスクのポータブルHDD事業資産を買収
米国SmartDisk社のポータブルハードディスクドライブ事業資産買収のお知らせ
三菱化学メディア株式会社(本社:東京都港区、社長:大塚 重徳、以下「MKM」)の子会社であるVerbatim Corporation(バーベイタム コーポレーション、以下「VC」)は、米国SmartDisk Corporation(スマートディスク コーポレーション、以下「SD」)との間で、SD社のポータブルハードディスクドライブに関わる事業資産の買収について合意し、7月5日(米国時間)、当該買収を完了しましたのでお知らせします。
買収の目的は、光ディスクと同じ記録メディア事業領域にあり市場成長の著しいポータブルハードディスクドライブ*1事業に参入して、Verbatim(バーベイタム)ブランド製品の事業を成長・加速させることにあります。
MKM/Verbatimグループは、記録メディアのパイオニアとして、世界各国で30年以上、最新技術を用いた、高品質・高付加価値商品を提供し続けています。マーケットシェアにおいても、2006年の追記型CD、DVDのブランド別出荷量において、MKM/Verbatimブランドは世界第1位*2となり、中でも追記型DVDは5年連続でトップを保持しています。一方、記録用途が広がりを見せる中、記録メディアも多様化しています。MKM/Verbatimグループは、1991年の世界初3.5型MO発売以来、光ディスクに注力してきましたが、近年急速に高まったフラッシュメモリー需要の増加にも、積極的に取り組んできました。この度の買収も、変化の激しい市場に対応していく記録メディア事業の戦略方針の一つとして位置づけています。
SD社は、ポータブル、ネットワーク、マルチメディア記録製品および技術事業をグローバル規模で展開しています。NPD(米国市場調査会社)によれば、SD社は、2006年の米国リテールポータブルドライブ市場で16%のシェアを持っています。MKM/Verbatimグループは、これらSD社の事業資産を買収し、世界シェアNo.1のマーケティング力、販売チャネルを通じて、ポータブルハードディスクドライブの積極的な拡販を目指してまいります。
なお、本ポータブルハードディスクドライブは、当面は米国・欧州等での販売となりますが、将来は、日本での販売も予定しております。
MKM/Verbatimグループは、今後も、時代に求められる新たな価値を創出する記録メディアカンパニーを目指します。
*1:ハードディスクを用いた外付可能の記録装置で、主に、軽量で持ち運びが便利な2.5インチ型の製品を指す。記録容量は、40GB~160GBまでのものが多い。
*2:米国調査会社Santa Clara Consulting Groupによる。
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◇三菱化学メディア株式会社 カスタマーサービス室
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