日本産業機械工業会、平成18年度の産業機械輸出契約状況を発表
平成18年 産業機械輸出契約状況
(平成18年1~12月)
1.概 要
平成18年の主要約70社の産業機械輸出は、中東向けが減少したものの、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ向けの増加により、前年比101.3%の2兆3,962億円と、過去最高の受注金額となった。
単体機械は、アジア、アフリカ、オセアニア向けが減少したものの、中東、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、ロシア・東欧向けの増加により、前年比116.6%の1兆6,937億円と、過去最高の受注金額となった。
プラントは、アジア向けを除く殆どの地域が減少し、特に中東向けが前年に天然ガス関連の大口契約を複数受注した反動により大幅な減少となったことから、前年比76.9%の7,024億円となった。
2.機種別の動向
(1)単体機械
1) ボイラ・原動機
中東、ヨーロッパ、北アメリカ向けの増加により前年比148.8%となった。
2) 鉱山機械
アジア、北アメリカ向けの増加により前年比103.3%となった。
3) 化学機械
北アメリカ、南アメリカ向けに増加がみられたものの、アジア、中東、ヨーロッパ向けの減少により前年比79.6%となった。
4) プラスチック加工機械
アジア向けを除く全ての地域が増加し前年比103.7%となった。
5) 風水力機械
アジア、中東、南アメリカ、アフリカ向けの増加により前年比133.6%となった。
6) 運搬機械
アジア、中東、南アメリカ、ロシア・東欧向けの増加により前年比103.1%となった。
7) 変速機
アジア、ヨーロッパ向けの増加により前年比106.9%となった。
8) 金属加工機械
アジア、中東、ヨーロッパ向けの増加により前年比232.8%となった。
9) 冷凍機械
アジア、ヨーロッパ向けの減少により前年比95.2%となった。
(2)プラント
発電、化学・石化、非鉄製鉄の各プラントが減少したことから、前年比76.9%となった。