理化学研究所、染色体上の遺伝子発現をコントロールする領域を発見
染色体上の遺伝子発現をコントロールする領域を発見
- 遺伝子治療など必要な遺伝子を安定的に発現させることが可能に -
◇ポイント◇
・ 近接する二つの遺伝子の発現を制御・抑制するために必要なDNA配列を同定
・ 染色体構造を機能領域ごとに区分する“バウンダリー”を哺乳類で初めて確認
・ 遺伝子工学への応用につながる遺伝子発現をブロックするDNA配列(領域)
独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、モデル動物であるマウスを用いて、染色体上にある目的とした場所だけの遺伝子を発現させ、他の部位で遺伝子が発現することを妨げる領域(DNA配列)を突き止めました。この領域は、染色体構造を機能領域(ユニット構造)ごとに区分する“バウンダリー”と呼ばれるものであり、哺乳動物では初めての発見です。理研脳科学総合研究センター(甘利俊一センター長)近藤研究ユニットの近藤隆ユニットリーダーらによる研究成果です。
生命活動において、多くの遺伝子発現は、特定の時期に、特定の部位で行われています。遺伝子発現の調節が正確に行われることにより正常な生命活動が維持され、発現調節に支障が生じた場合には、形態の異常や病気等のさまざまな障害が生じます。
特定の細胞で遺伝子が発現するメカニズムは、メッセンジャーRNA(mRNA)の転写の開始点を定めているプロモーターと呼ばれているDNA配列(領域)と、遺伝子の転写を調節している転写調節領域(エンハンサー)と呼ばれるDNA配列(領域)の組み合わせにより働きます。しかしながら遺伝子は、膨大なDNA塩基で構成された染色体上に存在しており、プロモーターとエンハンサーとの間が非常に離れている場合(数百キロベース〔kb〕)もあり、目的とした遺伝子だけを発現させる仕組み、つまり染色体構造と遺伝子調節機構との関係についてはほとんどわかっていません。
研究チームは、染色体上で、大変近い位置(8kb)にありながら、異なる発現の調節を受けている二つの遺伝子に着目しました。マウスのES細胞を用いて、エンハンサーにより、目的とした遺伝子が発現すると、発現した部位が緑色に染色されるタンパク質を組み込み、組み込む断片の組み合わせによって、発現のパターンがどのように変わるか観察しました。その結果、二つの遺伝子の間にある特定のDNA配列(領域)が、一方の遺伝子だけを発現させ、他方の遺伝子の発現をブロックする機能を持っていることが明らかになりました。さらに、この機能は、生体外から遺伝子を導入した際、近接した遺伝子の発現を促進するエンハンサーとの干渉を防ぐことができ、安定的に目的とした遺伝子を発現させることができます。この成果は、遺伝子治療や創薬など安定的な物質生産への応用が期待されます。
本研究成果は、米国の科学雑誌『PLoS ONE』(※1)(1月24日付け・オンライン)』に掲載されます。
1. 背 景
生物を形作る多くの遺伝子は、その生物の生命活動の中で、特定の時期に、特定の部位で発現し、その機能を発揮します。遺伝子の発現では、プロモーターと転写を促進するDNA領域である転写調節領域(エンハンサー)との組み合わせが重要であることが知られています。これらのDNA領域は、染色体と呼ばれる非常にたくさんのDNA塩基で構成されている巨大分子上に存在しており、その染色体上には、無数のエンハンサー、あるいはプロモーターとして機能するDNA配列がひしめいています。また、近年の遺伝学の発展により、転写調節領域とプロモーターの距離が数百キロベース(kb)から1メガベース(Mb)に及んでいる場合もあることがわかってきました。遺伝子が正しい時期、あるいは部位特異的に発現するためには、染色体上において、プロモーターが正しい転写調節領域と相互作用する必要があります。ところがこれまでの研究では、染色体上における転写調節領域とプロモーターの相互作用の選択、転写調節領域が、その調節下に置くことができる範囲の解明など、染色体構造と遺伝子の発現の相関性についてはほとんどわかっていませんでした。
2. 研究手法
研究チームでは、染色体上で近接した二つの遺伝子、“Evx2 (※2)”と“Hoxd13 (※3)”に注目して実験を行いました(図1A)。二つの遺伝子は、共にホメオボックス(※4)を持つ転写調節因子で、染色体上において8kbの距離にあります。これら二つの遺伝子は、肢芽(四肢ができるふくらみ)、外性器等の共通の発現領域を持ちながら、Evx2 は、発生段階において脳において発現し、Hoxd13 は脳では発現をしません(図1B)。つまり、両遺伝子の間には、脳での発現を促すエンハンサーが作用した際、その情報が、Hoxd13 に作用することをブロックするDNA配列(領域)があることを示唆しています(図1C)。
このような領域の存在を確かめ、プロモーターとエンハンサーとの関係を探るため、研究チームでは、マウスのES細胞を用いて、標識となる遺伝子(リポーター遺伝子)を挿入し、発生過程において遺伝子が発現するパターン(表現系)を観察する実験を行いました。具体的には、Hoxd13 の下流に位置し、Hoxd13 と同様に、肢芽及び外性器等の共通の発現領域を持ちながら、発生段階において脳で発現しない遺伝子“Hoxd9 (※5)”に、遺伝子が発現すると緑色に染色されるタンパク質と、二つの遺伝子(Evx2 とHoxd13 )の間に存在するDNA配列を、特定の位置で分断して組み入れたDNA断片(外来DNA断片)を数パターンつくりました。この外来DNA断片を組み込んだリポーター遺伝子を、染色体上の特定の部位に挿入したマウスを、ES細胞からそれぞれ作製し、それらのマウスの遺伝子発現パターンを観察することにより、外来DNA断片ごとの遺伝子発現のパターン及びその機能がどのように変化するか観察しました(図2)。
Hoxd9 は、これまでの研究チームによる研究から、Evx の3末端(3')側(Hoxd13 の反対側)に組み込むと、脳での発現を促すエンハンサーと相互作用を起こし、本来発現しない脳での発現が確かめられています。また、ES細胞を用いてマウスを作製するのは、外来DNA断片を目的の位置に挿入し、表現系を観察することが容易なためです。
3. 研究成果
(1) 遺伝子の発現をブロックする領域を発見
まず初めにEvx2 とHoxd13 の間にあるDNA配列(領域)すべてを含んだリポーター遺伝子を、脳での発現を促すエンハンサーと相互作用を起こすことがわかっているEvx の3’側に導入し、遺伝子の発現パターンを調べました。すると、Hoxd9 は、脳で発現しませんでした。このことから、Evx2 とHoxd13 の間にあるDNA配列(領域)内に、脳での発現を促すエンハンサーが作用する際、その情報をブロックする領域があることが確かめられました(図2)。
(2) ブロックする領域に秘められた2つの機能
次に、ES細胞を用いた同様の手法により、Evx2 とHoxd13 の間にあるDNA配列(領域)の半分を含む領域をリポーター遺伝子と組み合わせて、遺伝子の発現パターンを観察しました。すると、この領域の前半部分(5末端側)を含む2.5kbを組み合わせた場合には、Hoxd9 の脳での発現は起こりませんでした。さらに、この2.5kbのDNAは、肢芽、外性器での発現も阻害することから、すべてのエンハンサー(転写調節領域)とプロモーターの相互作用を阻害していることがわかりました。
さらに、後半部分(3末端側)のDNA断片、2.5kbを共存させたところ、肢芽、外性器での発現が起こり、脳での発現だけが見られませんでした。このことから、後半の断片には、エンハンサーとの相互作用により、遺伝子の発現領域を部位特異的に調節する機能を持っていることもわかりました(図3)。
(3) 哺乳動物で初めて明らかになったバウンダリー
染色体構造を機能ごとに区分するDNA領域(ユニット構造)は、“バウンダリー(境界)”と呼ばれ、ショウジョウバエなどでその存在が提唱されています。このバウンダリーにより染色体は、比較的小さなユニット構造に分割されると考えられています。バウンダリーの両端に存在するDNA領域は、構造的につながってはいても、バウンダリーの作用により独立したユニットを形成し、相互作用をしないと考えられています。
今回の研究で明らかになった2.5kbのブロック領域のDNA配列は、エンハンサーとプロモーターの相互作用を阻害するのみならず、遺伝子発現抑制に関しても阻害する可能性があり、バウンダリーとしての定義を満たしていると考えられます。そこで、そのDNA断片を、蛍光タンパク質を発現させる遺伝子の両端につなぎ、動物細胞へ導入し、その発現の維持について観察しました。動物細胞において外来遺伝子が挿入された際に、挿入部位の周辺領域の影響による抑制をしばしば受けることは知られています。
本実験において、今回発見したDNA配列を持たない外来遺伝子は、1年間の培養で、挿入した部位の周りからの遺伝子調節機構の影響を受け、ほとんど蛍光を失ってしまいました。しかしながら、当該DNA配列で挟み込んだ遺伝子の場合には、1年間の培養の後においても蛍光タンパク質の発現を良く維持しました(図4)。この結果は、このDNA断片がバウンダリーとして働き、導入遺伝子の発現を挿入位置の周辺領域の影響による抑制から守っているということを支持するものです。
4. 今後の期待
今回、哺乳動物において初めて染色体をユニット構造に分割するバウンダリーと呼ばれるDNA配列を同定しました。今後、この領域に作用するタンパク質を同定することにより、染色体構造と遺伝子の発現調節に関する機構解明がさらに進展すると考えられます。
また、外来遺伝子を動物や細胞に導入した際、挿入位置の周辺の環境による影響で、肝心の遺伝子が過剰発現する場合や、発現抑制が生じることが多く見られます。バウンダリーの活性は、染色体をユニットに分割するということであり、導入遺伝子を挿入環境から独立したユニットにしてしまう活性が期待されます。そのため、導入遺伝子にバウンダリーを組み合わせることで、挿入位置の周辺領域における発現調節機構に影響を受けることなく、導入された遺伝子のプロモーター本来の活性でのみ、発現の調節が行われるようになることが予測されます。これらの成果は、遺伝子治療、動物細胞を用いた創薬などの物質生産などへの応用が期待されます。
<補足説明>
※1 PLoS ONE
PLoSシリーズは、アメリカのPublic Library of Science(PloS)が発行しているオンライン雑誌。Nature、Cellなどの編集に携わってきた編集者達が発起人となって2003年にまず PLoS Biologyの刊行が開始された。PLoS ONEは、科学分野・医学分野の査読付きオープンアクセス誌として創刊された。オンライン上で論文に関するフォーラムが開設され、掲載論文に関してウェブ上で討議することができ、その討議を通じて、より論文の質を高めることができる。
※2 Evx2 遺伝子
ヒト及びマウスにおいて、2番染色体上に存在するホメオボックスを持つ転写調節因子の一つ。脳、脊髄、肢芽、外性器等に発現が見られる。
※3 Hoxd13 遺伝子
動物において、体幹の前後軸における特異性を決定する因子である、Hox 遺伝子群の一つ。ヒト、及びマウスにおいて2番染色体上に存在するホメオボックスを持つ転写調節因子。体軸上の後末端での発現、肢芽、外性器で発現及びそれらの領域の形成に機能が見られる。
※4 ホメオボックス
体のある一部の組織や器官が別の組織や器官になるという変化を起すホメオティック遺伝子に含まれている、180塩基対からなるDNA配列。DNA結合領域を形成していると考えられており、これを持つ遺伝子は転写調節因子であると考えられている。
※5 Hoxd9 遺伝子
動物において、体幹の前後軸における特異性を決定する因子である、Hox 遺伝子群の一つ。ヒト、及びマウスにおいて2番染色体上に存在するホメオボックスを持つ転写調節因子。
永谷園、ご当地麺メニュー「博多屋台風 焼きラーメン」3品を春夏限定で発売
“ご当地麺メニュー”が家庭で手軽に楽しめる
「博多屋台風 焼きラーメン 醤油とんこつ」
「博多屋台風 焼きラーメン 焦がしにんにく塩とんこつ」
「博多屋台風 焼きラーメン ピリ辛めんたいとんこつ」
このたび、株式会社 永谷園(社長:永谷 栄一郎、東京都港区)では、2006年3月春夏限定で発売し、“ご当地麺メニュー”として人気を頂いた「博多屋台風 焼きラーメン」(希望小売価格300円・税抜き)を今期も春夏限定で、2007年3月5日(月)より全国で発売いたします。
■焼きラーメンとは?
博多屋台で生まれた“麺メニュー”です。博多ラーメンで使う細めんと野菜を鉄板で炒め、とんこつスープで仕上げます。
めんと野菜にスープが絡み、トロっとした食感がくせになるおいしさです。
ラーメンでもない、焼きそばでもない“ご当地麺メニュー”です。
■商品特長
◆博多屋台で生まれた“麺メニュー”が、家庭で手軽に楽しめます。本商品には「細乾めん」と「たれ」が2人前入っています。肉・野菜を用意し、フライパンでジュワッと炒めて作ります。
◆めんと野菜にコクのあるスープが絡み、トロッとした食感がくせになるおいしさです。
・「醤油とんこつ」・・・人気の「醤油とんこつ」がリニューアル。たまり醤油を使うことで、コクが増しました。
・「焦がしにんにく塩とんこつ」・・・アクセントに「マー油(焦がしにんにく油)」を入れています。
香ばしい風味が広がります。
・「ピリ辛めんたいとんこつ」・・・「辛子明太子」入りで、ピリリとした辛さが楽しめます。あとを引く味わいです。
*商品概要、作り方は添付資料に明記しています。
【 お問い合わせ先 】
お客様からのお問い合わせ先:(株)永谷園 お客様相談室 Tel.0120-919-454
三井物産、リクルートに出資し幅広い分野で共同事業化推進へ業務提携
株式会社リクルートへの出資参画に関するお知らせ
当社は今般、株式会社リクルート(以下、リクルート)の株式を以下の通り取得することに合意致しましたのでお知らせ致します。
・取得株数: 3,000,000株
・取得金額: 270億円
・譲渡元: 株式会社リクルートエージェント
・取得後の出資比率: 5.0%
今回の取得と同時に業務提携契約を締結し、シニア層関連事業、新規医療関連事業を中心とした幅広い分野で共同事業化を検討することに合意致しました。
これまで当社とリクルートは医療分野において共同出資会社である(株)アールスリーヘルスケアプランニング(資本金4.9億円)を2005年8月に設立、また両社が主要株主である(株)保健同人社(資本金5,987万円)の運営を通じて実績を重ねて参りました。今回の業務提携を梃子にリクルートとの関係を一段と強化し、更なる広範囲の共同事業を推進します。
リクルートは、当社が注力するコンシューマー分野である消費者起点のサービス事業、メディア事業、医療・健康分野に高い知見を持つ重要なパートナーです。当社が強みを持つ既存メディア媒体事業や海外展開力などと相互補完することにより、新たな消費者層向け情報提供サービス事業などを共同で積極展開します。今後、介護関連分野での具体的事業に続き、広範囲な分野への拡大展開を図ります。
■リクルートの概要
※ 関連資料参照
ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。
以上
理化学研究所、神経細胞間で情報を伝える新たな経路を発見
神経細胞間で情報を伝える新たな経路を発見
-神経のあいだを“糊付け”するタンパク質が信号の伝達に関与-
◇ポイント◇
・神経細胞同士を構造的に接着しているタンパク質群に新機能
・シナプスにおける情報伝達が通常とは逆方向に伝わっていることを証明
・記憶・学習に関わるシナプス可塑性の分子メカニズムの解明に貢献することが期待
独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、神経細胞のシナプスに特異的に存在するタンパク質の結合が、シナプスの双方向のコミュニケーションに重要な役割を果たしていることを明らかにしました。理研-MIT脳科学研究センター(利根川進センター長)※1興奮性シナプス可塑性研究チームの林康紀チームリーダー及び理研脳科学総合研究センター(甘利俊センター長)の神経構築技術開発チームの端川勉チームリーダー、二井健介基礎科学特別研究員らによる研究成果です。
脳神経細胞間の情報伝達は、「シナプス」と呼ばれる接合部を介して行われています。シナプスには、神経細胞の活動状態の変化によって情報の伝達効率が変化する“シナプス可塑性”と呼ばれる現象があり、この可塑性が記憶や学習に重要な役割を持つと考えられています。シナプスは、信号を伝える「シナプス前細胞」と信号を受け取る「シナプス後細胞」に分けることができます。この二つの細胞の間は、シナプス間隙(かんげき)と呼ばれる隙間を隔てて独立しており、神経伝達物質のやり取りで情報を伝えています。この神経伝達物質によるシナプスでの信号の伝達は、今まで主に一方向、つまり前細胞から後細胞へ行われると考えられてきました。
研究グループは、ラットを用いて、記憶・学習の中枢と考えられているる海馬で、シナプスの情報伝達の仕組みを、電気生理学的手法を用いて詳しく解析しました。その結果、シナプス前細胞及び後細胞を構造的に糊のようにつなぎ合わせているタンパク質が、情報伝達に関わっていることを突き止めました。さらに、情報を伝達する方向が、今まで考えられた方向ではなく、シナプス後細胞からシナプス前細胞へ伝わっていることが分かりました。この結果は、神経伝達物質による情報のやり取りだけでなく、両細胞をつなぐタンパク質も情報伝達に関与していることを示唆するものです。
シナプス可塑性が、記憶・学習といった経験により、どのように変化し、それが維持されているのか探るためには、シナプス前細胞と後細胞とが、どのようにして協調を図っているかを明らかにすることが重要です。今回得られた結果は、世界で初めてその疑問に直接的に答える意義のある成果です。
本研究成果は、米国の科学雑誌「Nature Neuroscience(1月22日付けオンライン)」に掲載されました。
1.背 景
神経細胞は「シナプス」と呼ばれる細胞間の結合部を介して信号の伝達を行っています。神経細胞を伝わってきた電気信号は、神経細胞の末端、つまりシナプスに到達すると、神経伝達物質(グルタミン酸)を放出します。放出されたグルタミン酸は、もう一方の細胞にある受容体に作用し、その情報を次の細胞に伝えていきます。この神経伝達物質による情報のやり取りの場がシナプス間隙であり、間隙を挟みシナプスは、信号を伝える「シナプス前細胞」と信号を受け取る「シナプス後細胞」に分けることができます。シナプスで情報の伝達が起きるということは、1906年にノーベル賞を受賞したスペインのラモニ・カハールの研究により明らかにされており、それ以後、情報の伝達は、主として、シナプス前細胞から後細胞に伝わると考えられてきました(順行性伝達:図1)。
シナプス前細胞の末端(シナプス前末端)と、シナプス後細胞の軸索にある棘突起(きょくとっき:スパイン)は、シナプス間隙を隔てて独立しています。シナプスが成熟すると、スパインとシナプス前末端の構造が協調して大きくなることが知られています。しかしながら、この協調性の分子メカニズムと、構造変化がシナプスにどのような機能変化を引き起こすのかは分かっていません。また、シナプス前細胞の特徴は、シナプス後細胞の性質によって決定されているという研究成果がありますが、どのような分子メカニズムで決定されているのかは明らかではありません。これらの事実を説明するためには、順行性伝達だけではなく逆向きの経路、つまりシナプス後細胞からシナプス前細胞の末端への経路(逆行性伝達)が存在することが必要ですが、具体的にどのような分子が寄与しているのかは明らかになっていませんでした。
2.研究手法と成果
研究グループは、シナプス後細胞のスパインに特異的に存在するPSD-95※2というタンパク質に着目し、スパインの構造と機能維持にどのように関与しているかを探る研究を進めてきました。これまでにPSD-95をたくさん持つシナプス後細胞は、スパインが成熟しており、スパインにあるグルタミン酸受容体の応答性が増大していることが分かっています。しかしながら、スパインの成熟によってシナプス前末端の機能が変化するのかどうかは、確かめられてはいませんでした。
そこで、神経細胞に電極を差し、情報伝達がどのように行われているかを確かめる電気生理学的な手法により、PSD-95が情報伝達にどのように関与しているかを調べました。具体的には、ラットの培養海馬スライスに対して、遺伝子銃によりPSD-95を海馬CA1領域神経細胞へ強制発現させ、ホールセル技術を用い、グルタミン酸受容体を介した興奮性シナプス後電流応答を記録しました。その結果、PSD-95によりシナプス後細胞のスパインが成熟することにより、シナプス前末端から伝達物質がより放出されやすくなることが明らかになりました。これはシナプス後細胞に存在するPSD-95が、シナプス後細胞を介して情報伝達を増大させるだけではなく、逆行的にシナプス前末端から放出される神経伝達物質の放出のされやすさ(放出確率)を変えることにより、シナプス伝達を強化していることを示唆しています。
PSD-95は、細胞内に存在することから、直接的にシナプス前末端の機能を調節していることは考えにくいため、細胞内でPSD-95に結合し、かつ細胞外で作用する部位(ドメイン)を持つニューロリギン(Neuroligin)※3というタンパク質に注目しました。ニューロリギンは、細胞同士を“糊付け”していると考えられているタンパク質です。シナプス後細胞のニューロリギンを発現調節したところ、PSD-95同様に放出確率が変化しました。PSD-95強制発現下でニューロリギンの機能を阻害するとPSD-95の効果は無くなり、ニューロリギン強制発現下でPSD-95の機能を阻害するとニューロリギンの効果は無くなったことから、PSD-95とニューロリギンの効果は、互いのタンパク質が相互に作用することが必要であることがわかりました。
さらにニューロリギンは、細胞外領域を介してシナプス前末端に存在するニューレキシン(Neurexin)※4と結合することがすでに明らかとなっており、また、ニューレキシンは、シナプス前細胞の末端内の伝達物質放出機構に関与しているさまざまなタンパク質と結合することがわかっています。そこでニューレキシンの伝達物質放出機構に対する寄与を解析するため、ニューレキシンの機能阻害体をシナプス前細胞へ強制発現させたところ、神経伝達物質の放出確率は減少しました。
以上の結果よりシナプス後部に存在するPSD-95が、ニューロリギンを介してシナプス前細胞の末端のニューレキシンと結合し、シナプス前細胞に対して伝達物質放出を制御している、つまり“グルタミン酸をたくさん出しなさい”という信号を、通常の情報の伝達経路とは逆向きに出していることが明らかとなりました(図2)。
3.今後の期待
本研究成果は、19世紀のシナプスの発見以来、信号が伝達する方向は、一方向であると思われていた常識を覆すとともに、シナプス間隙では両方向に信号が伝わるということを具体的に明らかにした点で、意義深いものです。また、単に“糊付け”していると思われていた分子が,信号の伝達に積極的に関わっていることがわかりました。
これらの知見は、神経細胞間の情報は、シナプス間隙を隔てて相互にやり取りされることにより情報伝達が維持されることを示しており、記憶と学習の機構を、分子レベルで解明するために重要です。また将来的に、ニューロリギン以外の接着タンパク質が、このような役割を持っていないか研究することで、さらにシナプスの双方向のコミュニケーションの機能が明らかになることが期待されます。
<補足説明>
※1 RIKEN-MIT脳科学研究センター
理化学研究所とマサチューセッツ工科大学(MIT)との連携研究の拠点。1998年に設立された。同センターの研究目的は、小脳、大脳及び海馬における記憶・学習のメカニズムを解明することにあり、それぞれの部位の機能が統合した脳全体における記憶・学習システムを明らかにすることを目指している。現在、6チームが活動中。
※2 PSD-95
Postsynaptic Density 95kdの略、棘突起内の受容体が密に存在するシナプス後肥厚に局在するMAGUK (membrane associated guanylate kinase) タンパク質のひとつで、シナプスの構造維持に寄与しているタンパク質。3つの特徴的なドメイン構造を持ち(合計5つ)そのドメインを介して様々なタンパク質と結合する。
※3 ニューロリギン(Neuroligin)
一回の膜貫通ドメインを持つタンパク質であり細胞内のドメインを介してPSD-95と、細胞外のドメインを介してニューレキシンと結合する。シナプスの形成に重要なタンパクであることが報告されていたが、シナプスの機能に関与しているかは明らかとなってはいなかった。
※4 ニューレキシン(Neurexin)
シナプス前末端に存在する一回の膜貫通ドメインを持つタンパク質であり、細胞外のドメインを介してニューロリギンと結合し、細胞内のドメインを介して神経伝達物質の放出にかかわるさまざまなタンパク質と結合する。
※以下は、添付資料を参照
図1 シナプスの形態
ピンク色で示したものがシナプス前細胞の末端(シナプス前末端)、水色で示したものがシナプス後細胞の棘突起(スパイン)。両者には、シナプス間隙と呼ばれる隙間があり、神経伝達物質を介して情報をやり取りしている。
図2 PSD-95と二つのタンパク質を介した逆行性伝達
今回の研究によって示唆されるシナプス伝達物質放出制御機構。シナプス後細胞の棘突起(スパイン)に含まれるPSD-95及びシナプス後細胞と前細胞とを糊のようにつなぎ合わせる二つのタンパク質(ニューロリギンとニューレキシン)を介して、シナプス後細胞から発せられる情報をシナプス前細胞が受け取り、グルタミン酸の放出確率が増大する。
● 関連リンク
NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル、携帯電話電波の生体への影響実験結果を発表
電波の生体への影響を調べるための共同検討における実験結果のご報告
-携帯電話基地局からの電波の安全性を再検証-
携帯電話事業者3社(NTTドコモ、KDDI株式会社およびソフトバンクモバイル株式会社)は、2002年11月から携帯電話システムの電波の生体への影響について共同で検討を進めております。今回、その一環として実施した細胞実験(「細胞実験の概要」を参照)の結果についてご報告いたします。
【 本実験の背景 】
現在、携帯電話機や携帯電話基地局の電波については、世界保健機関(WHO)や欧米政府機関、日本の総務省(生体電磁環境研究推進委員会)は、電波防護指針値を下回る強さの電波によって、健康に悪影響を及ぼすという科学的な確固たる証拠は認められないとの認識にあります。
しかしながら、携帯電話を始めとする一般の方々の電波利用の急増に伴い、身近になってきた電波に不安を覚える方々がいることも事実であり、WHOや総務省(生体電磁環境研究推進委員会)は電波の安全性に関するより一層の研究を推奨・推進していることから、本研究もこれらの提言などに応えるべく電波の安全性を確認するために実施しました。
【 これまでの実験の経緯 】
この細胞実験は2002年11月から開始しており、一部の実験結果(細胞の増殖、遺伝子の働き、DNA鎖切断などへの影響)につきましては、影響がないことを2005年4月26日に中間報告させていただきました。その後も携帯電話基地局の電波の影響がないことを検証するために、残りの検討課題について引き続いて実験を実施しました。
【 実験結果 】
今回の大規模な細胞実験により、細胞レベルおよび遺伝子レベルでの電波の生体への影響が確認されませんでしたので、携帯電話基地局からの電波の安全性について改めて検証できたといえます。また、これまでに得た結果は、電波が細胞構造や機能(DNAや遺伝子の働きなど)に影響を与えてがん化するかもしれないとの主張を否定する科学的証拠の一つになるものです。
1.中間報告以降、継続して実験を実施した、細胞のがん化作用(形質転換)やストレスならびに細胞死の誘導(アポトーシス)に関連する遺伝子・たんぱく質への作用(情報伝達)についての検討項目においても、電波の影響は確認されませんでした([参考]を参照)。
2.5年間の実験では、細胞レベルだけでなく遺伝子レベルを含めた主要課題5項目全てについて、携帯基地局の電波の防護指針値と同レベルから10倍に相当する強度の電波で評価を行ったところ、電波の影響は確認されませんでした。
3.本細胞実験は、専門の研究機関(株式会社三菱化学安全科学研究所)に委託して実施したものであり、これまでの実験結果については下表の通り、国際会議ならび論文などで発表(一部予定)されております。
4.実施された実験結果の一部は既にWHOのデータベースに登録されており、電波と健康についての研究を進めているWHO国際電磁界プロジェクトの取り組みに貢献いたしております。
【 実験の特徴 】
1.今回の実験では、異なる特徴を持つ4種類のヒト由来の細胞(子供由来の比較的若い細胞を含む)および哺乳類の細胞1種類を用いて、がん化に関連する様々な指標を分析評価しました。
2.同時に細胞内で働いている約20,000個の遺伝子全てについて解析評価することで電波の生体への影響を幅広く検討しました。
3.従来の電波発射装置に比べて10倍を超える細胞数を同時に曝露(ばくろ)できる電波発射装置を用いており、世界的にも類の無い網羅的な実験を実施したといえるものです。
4.実験で評価した電波の強さは、携帯電話基地局の電波の防護指針値と同レベルから10倍に相当する強度としました。通常、携帯電話サービスで運用している基地局電波の強さは、本実験で設定した電波の強さと比較して非常に低いものであり、従来から生体への影響を心配する必要はないと考えられておりました。
◆本実験結果に関する対外発表状況
(※ 関連資料を参照してください。)
●細胞実験の概要
細胞レベルおよび遺伝子レベルでの電波の生体への影響を調べることを目的とした本格的な細胞実験を2002年から実施してまいりました。本実験は、細胞・微生物を用いた各種安全性試験に豊富な経験と実績のある株式会社三菱化学安全科学研究所に委託しており、GLP※1に適合した試験施設の三菱化学安全科学研究所で実施した信頼性の高い実験といえます。実験結果は、弘前大学医学部の宮越順二教授に医学・生物学的側面から、また、北海道大学工学部の野島俊雄教授に工学的側面から検証いただきました。
この細胞実験は、2002年実験開始当初に予定しておりました主要課題5項目の検討結果をもって終了いたしますが、国際的にも、電波の安全性について、継続して研究が推進されていることから、新たな課題について携帯電話事業者を中心に検討を行ってまいります。
※1 GLP:GLP(Good Laboratory Practice:優良試験所基準)とは、医薬品や化学物質などの安全性評価試験の信頼性を確保するため、試験施設が備えるべき設備、機器、組織および人員、試験操作の手順書などについて定められた基準です。日本では、厚生労働省、農林水産省、環境省などがそれぞれの分野で基準(GLP基準)を定めています。
●[参考] 電波の生体への影響を調べるための共同検討における実験結果
本細胞実験は、携帯電話基地局の電波の生体影響を評価することを目的に実施しました。実験に使用する電波照射装置はドコモが設計・開発し、ホーンアンテナと誘電体レンズを組み合わせた開放型電波照射システムを取り付けた細胞培養装置で、第三世代移動通信システム(IMT-2000)で規定されるW-CDMAの電波を発生させることができます。また、装置の特徴として、照射装置に49枚(電波照射、非照射を合わせて98枚)の培養皿を設置することが可能であり、電波を照射する群と照射しない群を同時に実験できるため、電波照射を評価した従来の研究と比較して、大規模な実験ができ、多様な細胞変化を同時に評価することができます。この電波照射装置については、2004年に国際学術論文誌のBEMS Journalに審査を経て掲載されました(Iyama et al., BEMS 25: 599-606, 2004)。実験は三菱化学安全科学研究所鹿島研究所の専用実験室で行い、照射装置は外部の電波を遮断可能な電波暗室に設置しました。実験には、原則として由来の異なる複数のヒト細胞を使用しました。一方は正常ヒト胎児あるいは小児由来の細胞で、他方はヒトの脳腫瘍由来の細胞です。
電波照射は携帯電話基地局の電波に対する防護指針値を基準に、電波強度を等倍から10倍の範囲で行い、また、電波照射の時間は各評価項目について予備実験を行った上で感度良く変化を検出できる時間を設定しました。実験では、電波を照射した時(電波照射群)の変化を、電波を照射しない時(非照射群)と比較しました。
判定する項目は、従来の論文などに報告されている項目から、社会的リスクに対する安全性を評価する場合に必要となる項目に、高い関心がもたれている発がん性に関する項目を加えた下記5項目を主要課題と判断し選択しました。
1.細胞の増殖
2.細胞のDNA鎖切断に対する影響
3.細胞のがん化作用(形質転換)
4.遺伝子の働き(遺伝子発現)
5.ストレス、および細胞死の誘導(情報伝達)に対する影響
(1.、2.と4.の一部の結果については、既に中間報告済であり、3.、4.の一部と5.について、今回追加して報告しています)
評価項目1.ならびに2.は従来から用いられている基本的な評価です。評価項目3.のがん化作用に対する評価実験では、現時点でヒト由来の正常細胞からがん化細胞を形成させる試験法が確立されていないため、評価手法が標準化されたマウス由来の細胞を使用する実験手順に従って最大41日間電波照射し、細胞のがん化について評価しました。電波の照射時間が最大で96時間であった他の評価実験と比べて、極めて長い期間電波を照射し、その影響を評価しました。評価項目4.の遺伝子の働きの評価では、従来法による評価(項目1.や2.)とは異なる最新の分子レベルの評価にまで踏み込み、約40,000種のヒト遺伝子を網羅的に測定できるDNAマイクロアレイを使用して、細胞の増殖に関与する遺伝子の働きならびにストレス、および、細胞死に関連する遺伝子の種類と働きの変化を同時に測定しました。この測定は、遺伝子の働きを判定する方法として生命科学分野でも最新の技術です。評価項目5.のストレスに対する評価は、ストレスによって誘導されるHsp27というタンパク質の変化を指標とし、また、細胞死の誘導に対する評価は、p53というタンパク質の変化(第一段階)、p53が変化した場合のさらに細胞死に至るまでの情報を伝達するタンパク質の変化(第二段階)並びに、細胞死によって生じる細胞の変化(第三段階)の3段階の変化を指標に実験を行いました。
以上の評価項目について電波照射実験を行った結果、防護指針値を基準とする電波強度の等倍から10倍の範囲の電波が、1.細胞の増殖、2.細胞のDNA鎖切断、3.細胞のがん化作用、4.遺伝子の働き、5.ストレス、および細胞死の誘導に影響を与えないことが科学的に確認できました。遺伝子の働きとしては、細胞の増殖、ストレス、および細胞死に関連する遺伝子をはじめ、がん化に関連する評価に関し、実験に用いた細胞で働いている約20,000遺伝子に対して、電波の影響のないことが確認されました。本共同研究の成果は、生命活動の基本である細胞増殖とそれに関わる遺伝子の働き、並びに、発がんに関連する細胞内の変化とそれらに関わる遺伝子の働きに携帯電話基地局の電波が影響しないことを再確認したものです。
本共同研究の詳細な結果と成果については、過去3年間に国際的専門学会のBioelectromagnetics年会を中心に研究成果を発表してまいりました。また、研究成果をまとめた3報の論文が、国際学術論文誌のBEMS Journalに内容を審査・評価され、受理・掲載されました(Sakuma et al., BEMS 27: 51-57, 2006, Hirose et al., BEMS 27: 494-504, 2006, Hirose et al., BEMS: in press)。
<電波照射装置>
<細胞実験風景>
※ 関連資料を参照してください。
*関連情報
電波の生体への影響を調べるための共同検討における中間結果のご報告 -携帯電話基地局からの電波の安全性を再検証-
(2005年4月26日)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20050426a.html
昭文社、街選びに役立つ情報を掲載したガイドブック「どこ住む?東京」を発売
住みたい街を探すためのガイドブック
『どこ住む?東京』発売
株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田 茂夫、東証コード:9475)は、1月25日より『どこ住む?東京』を全国の主な書店で発売いたします。
『どこ住む?東京』は、東京で新生活を始める方が、暮らしやすい街を見つけられるよう、街選びに役立つ情報を掲載した地図&ガイドです。
東京でひとり暮らしを始める場合、テレビや雑誌などで見聞きする人気タウンは知っていても、「家賃が割安」「商店街が充実」「治安が良い」といった暮らしやすい街がどこであるのか、なかなかわからないのが現状です。また、現在ひとり暮らしをしている方が、違う街へ引越しを考えているような場合も同様です。
本書では人気タウンから、知られていないが暮らしやすい穴場タウンまで、首都圏の通勤・通学路線の中から「家賃相場」「賃貸物件の数」「暮らしやすさ」「治安の良さ」など様々な要素を踏まえ117駅をセレクトしました。 すべての駅に、日常生活で頻繁に利用するお店・施設が掲載された地図と、暮らしやすさなど街選びの目安となるガイド情報を掲載しているので、自分にあった、住みたい街がどこなのか見つけることができます。
■『どこ住む?東京』特長
◆新生活に必要なショップなどがわかる駅周辺マップ
本書でセレクトした117駅すべてに、駅から徒歩7~10分圏内を示した地図を掲載しています。
地図上にはスーパーやコンビニ、ファストフード店、レンタルビデオ店、ドラッグストア、弁当屋、公共施設から銭湯、コインランドリーなど、ひとり暮らしの生活には欠かせない施設をアイコンやロゴで表示するとともに、スーパーやデパートは閉店時間も表示しました。また、街の雰囲気が伝わるような駅出口、商店街などの写真も掲載しています。
◆お役立ち情報いっぱいのガイド
(1)街選びの参考となるデータが充実
各駅ごとに家賃相場、主な繁華街からの最終電車時刻、主要ターミナルへのアクセス方法と所要時間を掲載、さらに各駅ごとに「家賃の安さ」「アクセスの便利度」など6つのテーマで生活環境を4段階評価しており、街選びの際に参考になります。
(2)街の雰囲気、暮らしやすさがわかる生活ガイド
商店街や病院、公園の充実ぶりなど、街の雰囲気がイメージできるように、生活という観点で各タウンの特徴を紹介。主要なタウンでは、住んでいる人が教えてくれたおいしいお店や暮らしやすさの感想、逆にデメリット面もわかる”街の声”を掲載しているので、住みやすさの目安となります。
(3)必要な銀行やお店があるか、ひとめでわかる一覧
巻末にはひとり暮らしには欠かせないスーパーや銀行のほか、ドラッグストア、レンタルビデオ、ファストフード、牛丼、コーヒーショップ、弁当屋といったチェーン系の店舗がどの駅にあるのか、ひとめでわかる一覧表「生活情報マトリックス」を掲載しています。気になる街同士の比較も簡単にできます。
<商品概要>
■『どこ住む?東京』
発売日:2007年1月25日
定 価:1,050円(本体1,000円+税)
体 裁:A4判
頁 数:160ページ
収録エリア:東京都内・周辺117駅の駅周辺
各駅周辺地図の縮尺は1:8,000(一部人気のタウンは1:4,000)
巻末に東京広域図収録(縮尺:1:70,000)
チッソ、シーアイ化成に農業用フィルム事業の販売商権を4月に譲渡
農業用フィルム事業の販売商権譲渡について
シーアイ化成株式会社(本社:東京都中央区、社長:北村博、以下シーアイ化成)とチッソ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:岡田俊一、以下チッソ)は、チッソの農業用フィルム事業に関する販売商権を、本年4月1日をもってシーアイ化成に譲渡することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
両社は、2004年2月に開始した農業用フィルムの業務提携を通じ、生産・物流の合理化等を図りながら収益改善に努めてまいりました。しかしながら、市場縮小や事業環境のさらなる悪化に対し、シーアイ化成に事業を集約することが、取引先と両社にとって望ましいとの結論に達しました。
事業の集約に伴い、農業用フィルムの生産は、シーアイ化成滋賀工場に集約し、チッソの子会社である日本ポリ・プロダクツ(株)の生産は停止します。なお、販売業務につきましては、当分の間シーアイ化成がチッソに委託し、需要家の皆様への供給体制を万全のものにしてまいります。
シーアイ化成は、チッソの農業用フィルム事業を継承することで、業界トップクラスの販売・生産量を確保することとなります。今後も取引先および需要家の皆様への安定供給体制を維持しつつ、一段と厳しさが増すことが予想される同事業で一層の競争力強化を図ってまいります。
以 上
NTTとNTTレゾナント、「gooメモリ・リトリーバβ」の共同実験を開始
「gooラボ」上でブラウザ操作履歴蓄積・検索実験
「gooメモリ・リトリーバβ」の共同実験を開始
日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和田紀夫)と、ポータルサイト「goo※1」を提供するNTTレゾナント株式会社(以下NTTレゾナント、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才博美)は、過去に閲覧した際に有益であったと推測されるWebページをブラウザの操作履歴からキーワードにて検索可能で、その検索結果を一連の操作履歴として表示するアプリケーションソフトウェア「gooメモリ・リトリーバβ」の検証・評価のための共同実験を開始します。本ソフトウェアは、ポータルサイト「goo」上に開設した実験サイト「gooラボ」(http://labs.goo.ne.jp/)から無料でダウンロードできます。
なお、実験期間は、本日から2007年6月30日までを予定しています。
1.「gooメモリ・リトリーバβ」の概要(別紙1)
「gooメモリ・リトリーバβ」は、過去に閲覧して有益であったと思われるWebページを再度見つけ出すことを支援するソフトウェアです。ブラウザの操作履歴を自動的に保存し、参照することで、ユーザの役に立ったと思われるWebページを分かりやすく表示します。また、インターネット検索を行ったときに使用したキーワードなどの操作時の背景情報も併せて表示することで、どのようなWebページを見ていたかだけでなく、そのWebページを閲覧した理由や得た情報を思い出すヒントを提供します。
本ソフトウェアの機能は、NTTのサイバーソリューション研究所※2(以下、NTT研究所)が開発したPC操作履歴に関する「蓄積・管理技術」、および「検索・表示技術」により実現しています。
「PC操作履歴蓄積・管理技術」は、PC上のブラウザ操作履歴(Webページ閲覧、コピー、印刷等)をユーザが特別な操作をしなくても自動的に蓄積し、検索対象として利用しやすい形態で管理する技術です。また「PC操作履歴検索・表示技術」は、入力されたキーワードにより操作履歴を検索し、インターネット検索を行ったときに使用したキーワード、クリックしたリンクの張られたテキスト等の操作の背景情報とともに、一連の操作履歴を出力できる技術です。
例えば、「デジタルカメラ」と入力するとPCに蓄積されている操作履歴を解析し、過去に閲覧したWebページの中から「デジタルカメラ」について書かれたものを抽出して時系列にまとめて表示します。閲覧時間の長さ、コピー、印刷等の行動履歴により、ユーザにとってのWebページの重要度(行動スコア)の判定も行い、重要と思われるWebページについてはハイライト表示します。またWeb上の各種検索サービスを利用する際に入力したキーワード、マウスで選択した文章も表示するなどWebページ閲覧時の詳細な行動も分かりやすく表示します。
2.背景と目的(別紙2)
ブロードバンド化の進展と常時接続環境の普及により、Webから情報を得る際にいつでも気軽に検索サービスを利用するユーザが増えています。これにより閲覧してきたWebページが増加する一方で、その中から任意のWebページを再度閲覧しようとしてもなかなか思い出すことができない場合や、探し出すことも難しい場合が増えてきました。また、デスクトップ検索ツールにより閲覧したWebページをキーワード検索する場合、Webページ記載内容とキーワードとの適合性、日時といった条件のみで抽出されたWebページが検索結果に大量に一覧表示され、該当するWebページを見つけだすことは容易ではありませんでした。
「gooメモリ・リトリーバβ」は、Webページ閲覧時の一連の操作履歴を保存し、キーワード検索による検索結果を過去の操作内容から重要度が高いと判断される順に表示します。全てのWebページ閲覧操作の検索が可能で、操作履歴はユーザPC内に蓄積されます。今後、Webページ閲覧操作に限らない検索範囲の拡大やユーザの任意による履歴情報の提供といった機能拡大により、新たなパーソナライズ・サービスの実現を目指します。
3.技術のポイント
(1)PC操作履歴蓄積・管理技術
オペレーティング・システム(OS)のイベントメッセージを監視することにより収集できるアプリケーションに依存しない操作履歴の取得、各アプリケーションに特化した詳細情報(WebブラウザではURL、HTMLファイル、サムネイル等)の取得、検索を効率的に行うための管理機能から構成される技術です。日時や操作情報等、特にプライバシー保護の上で重要なデータは暗号化して蓄積します。これにより、Webページ閲覧などブラウザによるアプリケーションレベルの情報と印刷などのOSレベルの操作情報とを組み合わせ、効率よく管理することを可能としました。
(2)PC操作履歴検索・表示技術
入力されたキーワードに関連する一連のPC操作履歴を、ユーザにとって重要度の高い順に表示する技術です。一連のWebページ閲覧操作は、インターネット検索キーワード、クリックしたリンクの張られたテキスト、Webページ内注目箇所等の背景情報とともに時系列順に表示されます。操作履歴検索結果を操作の一覧の流れで表示するという点において国内初の試みです。これによりユーザは、検索結果として閲覧したWebページを個々に示される場合に比べて、より的確に過去のWebページ閲覧操作状況を思い出すことができ、容易に求めるWebページを探し出すことができます。
4.各社の役割と今後の予定
(1)NTT
本実験サービスに必要なNTT開発の技術を提供します。これにより、同機能の有用性および有効性を検証します。
(2)NTTレゾナント
利用動向やユーザのご意見を基に、パーソナライズ・サービス等の提供等ユーザ支援機能の拡大を目指し、「goo」でのサービス化を視野に入れ検討を行う予定です。
[用語解説]
※1 goo(http://www.goo.ne.jp/)
NTTレゾナントが運営する『goo』は、1か月あたり約3,410万ブラウザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス」等の幅広いサービスも提供し、これらのサービスをより便利に活用できる「gooID」の会員数は、約750万にも達しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。
※2006年10月の自社ログシステムより、『goo』へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。
※2 サイバーソリューション研究所(http://www.ntt.co.jp/cclab/ccsouken/sl/sl_index.html)
ユーザの視点に立ったブロードバンド・ユビキタス時代の情報通信サービスを目指し、サービスプラットフォームによる新しいサービスの自由な協調・連携と、ネットワールドの調和に向けた技術を核として、近未来の生活ITサービスの研究開発を行っています。
第一勧業アセットマネジメント、7月メドに富士投信投資顧問と合併で基本合意
第一勧業アセットマネジメント・富士投信投資顧問の合併に関する基本合意について
第一勧業アセットマネジメント株式会社と富士投信投資顧問株式会社は、本年7月1日を目処に合併を行うことについて基本合意し、本日「合併覚書」に調印いたしましたので、お知らせいたします。
なお、本件は関係当局による認可等を前提にしております。
記
1.合併の趣旨
資産運用業務においては、投信を中心に今後の市場拡大が見込まれる一方、競争はさらに厳しくなることが予想されております。こうした環境を踏まえ、近時ますます多様化・高度化するお客さまの投資ニーズに的確に対応していくには、両社の持つ経営基盤、これまで培ってきたノウハウを発展的に融合することがベストであると判断し、両社間で合併の基本合意に至ったものであります。
2.みずほフィナンシャルグループの資産運用ビジネス
みずほフィナンシャルグループでは、合併新会社を興銀第一ライフ・アセットマネジメントとともに、グループの資産運用ビジネスの中核を担う会社と位置付け、お客さまの幅広いニーズにお応えしてまいります。
合併新会社は、主に国内のお客さまに対し運用サービスを提供し、「高品質なサービスを提供する我が国の資産運用業界をリードする会社」として「お客さまか
らの高い支持の獲得」を目指してまいります。
また、興銀第一ライフ・アセットマネジメントは第一生命との合弁事業であり、グローバルなネットワークを生かし内外のお客さまに対し運用サービスを提供してまいります。
関係各位におかれましては、本合併の趣旨をご理解頂き、引き続きご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
3.合併会社の概要・合併当事会社の概要
※ 関連資料参照
以上
松下、「みえますねっとLite」サービス対応のホームネットワークカメラ2機種を発売
携帯電話専用「みえますねっとLite」サービス(注1)対応
ホームネットワークカメラ「BL-C111」、「BL-C131」を発売
「みえますねっとLite」サービス提供を開始
品名 ホームネットワークカメラ
品番/タイプ BL-C111 有線LAN接続タイプ
BL-C131 無線LAN/有線LAN接続タイプ
本体希望小売価格 オープン価格
発売日 2月17日
月産台数 2,000台 (BL-C111)
2,000台 (BL-C131)
サービス名 みえますねっとLite
サービス内容 携帯電話(注2)[NTTドコモ製またはau(KDDI)製]向けの蓄積されたホームネットワークカメラ静止画像の確認
対応製品 ホームネットワークカメラ「BL-C111」および「BL-C131」
サービス利用料金 315円/30日間(税込、通信費別。携帯電話料金に加算)
サービス開始日 2月17日
松下電器産業株式会社は、携帯電話(注2)を使って、インターネットに接続したカメラの画像を遠隔地から確認するための「みえますねっとLite」サービス(注1)に対応した、ホームネットワークカメラ「BL-C111」(有線LAN接続タイプ)および、「BL-C131」(無線LAN/有線LAN接続タイプ)を2月17日より発売します。また、「みえますねっとLite」サービスにつきましても2月17日よりサービス提供を開始します。ホームネットワークカメラ両製品は「みえますねっとLite」サービスを活用することにより、パソコンやルーターなどのネットワーク機器について専門的な知識がなくても、自宅に設置したカメラの画像を手軽にご覧いただけます。
ホームネットワークカメラの製造は、パナソニック コミュニケーションズ株式会社が、「みえますねっとLite」サービスの提供は、松下電器産業株式会社eネット事業本部が行います。
<主な特長>
1. 「みえますねっとLite」サービス(注1)により、簡単設定で携帯電話向け画像の確認が可能
2. 滑らかな動画がモニタリングできるMPEG-4方式(注3)搭載
3. ホームネットワークカメラからパソコンへの音声通信機能(注4)搭載
注1 パナソニック コミュニケーションズ(株)製ホームネットワークカメラ用のサービス。参照ウェブサイトURL: http://panasonic.jp/mnet/
注2 携帯電話[NTTドコモ製または、au(KDDI)製]でウェブブラウザを搭載し、QVGAのJPEG画像表示対応機種により、モニタリング可能
注3 映像データの圧縮方式の一つで、MPEG規格の一部。パソコンから利用できる機能です。携帯電話からは利用できません。
注4 パソコンから利用できる機能です。携帯電話からは利用できません。
【お問い合わせ先】
お客様ご相談センター フリーダイヤル 0120-878-365(受付 9時~20時)
[ホームページURL] http://panasonic.jp/p3
● 関連リンク
ロシュ、「Actemra」の投与による関節リウマチの症状改善効果を報告
2007年1月24日 バーゼル発
Actemraの初めての多国籍第III相臨床試験において
関節リウマチの顕著な症状改善の達成が報告される
試験では、メトトレキサートに効果不十分な関節リウマチ患者において、主要評価項目を達成
ロシュは本日、メトトレキサート(MTX)で効果不十分な中等症から重症の関節リウマチ(RA)患者を対象とした、日本国外で実施された初めての大規模なActemra(tocilizumab)の多国籍第III相臨床試験(OPTION)において、主要評価規準を達成したことを発表しました。本試験の結果、投与開始24週目のActemra投与群では、対照群(MTX単独療法)に比べて症状改善(ACRスコア)に有意な効果が認められました。さらに、予備分析では、Actemra群では対照群に比し、臨床上重要な安全性の懸念は示されませんでした。
ロシュ医薬品事業CEOのウィリアム・バーンズは、「我々は、この試験がRA治療において、Actemraの有効性と安全性プロファイルが良好であったことが示されたことを嬉しく思います。また、ActemraのIL-6受容体を阻害するというユニークな作用により、RAに悩む患者さんに対し新たな治療の選択肢を提供するものです」と語っています。
本試験のデータは、近く行われる国際的な学術集会に提出されます。また、RAを対象とするActemraの試験は、本試験のほか4つ実施されており、そのうち3試験については、2007年中に結果が報告される予定です。
■OPTION試験について
OPTION(TOcilizumab Pivotal Trial in Methotrexate Inadequate respONders)試験は623名の中等症から重症の関節リウマチ患者(RA)を対象とした、1週間隔のメトトレキサート(MTX)を併用し、4週間隔のActemra(4mg/kgもしくは8mg/kg)群および、プラセボ群の3群からなる多国籍の無作為化二重盲検試験(17カ国、73施設)です。6カ月の治療の結果、Actemra投与群においては著しい症状改善がみられました。さらに、予備分析では、Actemra群では対照群に比し、臨床上重要な安全性の懸念は示されませんでした。本試験は、Actemraの薬物動態と、IL-6受容体を阻害することによるリウマチ患者の免疫反応への影響のメカニズムについても検証しています。
■Actemraについて
Actemraは、ヒト化抗ヒトIL-6受容体モノクローナル抗体であり、その独特の作用機序により、まだ完全な治療法が確立されていないRAという疾患に対して新たな治療の選択肢を提供するものです。ロシュと中外製薬は日本国外で共同開発を進めており、欧米を含む世界41カ国で4,000名以上のRA患者を対象に第III相臨床試験を実施しています。日本では2005年6月に世界初のキャッスルマン病治療薬として発売しました。また、2006年4月に、関節リウマチおよび全身型若年性特発性関節炎の追加適応症の申請を行いました。
■関節リウマチについて
RAは進行・全身性の自己免疫疾患であり、関節内の細胞膜の慢性的な炎症、疲労、および、骨粗鬆症や貧血、肺・皮膚・肝臓への諸影響をも引き起こす場合があることを特徴とします。炎症によって関節の形成や機能が損なわれ、痛み、こわばりや腫れが起こり、やがては骨・関節破壊により関節の機能が失われ、多くの場合進行性の障害につながっていきます。さらに、慢性的な炎症が続くことにより主要な臓器機能へ影響が生じ、余命の短縮に繋がる場合もあります。RA発症後10年で、仕事や日常生活を支障なく継続できる患者の割合は50%以下とされており、世界中で約2,100万人の患者がいるといわれています。
■関節リウマチにおけるロシュについて
ロシュにとって今後数年間、最も有力な成長領域の一つに位置付けられているのが新たに発展している自己免疫疾患領域であり、RAはその最初の適応であります。MabThera(rituximab)の上市に続き、いくつものプロジェクトが開発段階にあり、更にこの領域を強化することを可能としています。MabTheraはRAの主要病原因子であるB細胞を標的とした最初で唯一の治療法です。
また、Actemraも、RAにおける重要な炎症因子であるIL-6の活動を阻害する作用を持つ最初のヒト化抗IL-6受容体モノクロナール抗体です。Actemraは中外製薬が共同研究により創製したものであり、ロシュは中外製薬と共に国際開発を進めています。その他、臨床第I、第II、第III相段階のものを含む複数のプロジェクトにより充実したパイプラインが形成されており、中でも完全ヒト化抗CD-20抗体(ocrelizumab)は、臨床第III相試験への移行を間近に控えています。
■ロシュについて
ロシュは、本社をスイスのバーゼルに置く、医薬品と診断薬領域で活躍する世界トップクラスの研究開発型ヘルスケア企業グループです。疾病の早期発見、予防、診断、治療のための革新的製品およびサービスのサプライヤーとして、ロシュ・グループは人びとの健康とQOLの改善に多方面で貢献しています。ロシュは診断薬事業では世界第1位、がんおよび移植領域の医薬品のトップサプライヤー、ウイルス感染症領域でもマーケットリーダーとなっています。世界150カ国に約7万人の社員を擁し、多数のパートナー企業と戦略的アライアンスや研究開発契約を締結しており、またジェネンテックと中外製薬両社の株式の過半数を取得しています。
ロシュ・グループに関するさらに詳しい情報は、http://www.roche.com/をご覧下さい。
本プレスリリースに使用された商標等はすべて法律で保護されています。
追加情報
ロシュと自己免疫疾患:http://www.roche.com/med_events_mb1106
当参考資料は、F.ホフマン・ラ・ロシュが2007年1月24日(スイス現地時間)に発表した英文プレスリリースを、戦略的アライアンスを締結している中外製薬が翻訳版として、報道関係者の皆様に提供させていただくものです。従いまして、日本国内と状況が異なる場合があること、また、正式言語が英語であるため、表現や内容につきましては英文プレスリリースが優先されますことをご留意下さい。
英文プレスリリースは、http://www.roche.com/home/media/med-cor.htmをご参照下さい。
●Actemraについて
・マウスで作製された抗ヒトインターロイキン-6(IL-6)受容体モノクローナル抗体をもとに、遺伝子組換え技術により産生されたヒト化モノクローナル抗体であり、大阪大学と中外製薬により共同開発されました。IL-6とその受容体の結合を競合的に阻害することによって、IL-6の生物学的作用を抑制し薬効を示します。
・国内では2005年4月に世界初のキャッスルマン病治療薬として承認を取得し、同年6月に発売しました。
・関節リウマチおよび全身型若年性特発性関節炎の追加適応症の申請を2006年4月に行いました。
・海外では、中外製薬とロシュでの共同開発を含め、世界41カ国で関節リウマチに関する第III相臨床試験を実施しており、ロシュは欧米において2007年の承認申請を予定しています。
● 関連リンク
キリンとアステラス製薬、完全ヒトモノクローナル抗体でライセンス契約を締結
臓器移植時の拒絶反応を抑制する完全ヒトモノクローナル抗体に関するライセンス契約締結のお知らせ
キリンビール株式会社(本社:東京、社長:加藤 壹康、以下「キリンビール」)と、アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁、以下「アステラス」)は、キリンビールが創製した完全ヒトモノクローナル抗体「CD40 アンタゴニスト抗体」について、全世界を対象とするライセンスおよび共同研究開発等基本契約を締結しましたので、お知らせします。
生体には、体内に異物(抗原)が侵入した際、異物を排除して生体を防御する「免疫機能」が備わっています。今回ライセンス契約を締結した「CD40 アンタゴニスト抗体」は、種々の前臨床薬理試験において強力な免疫抑制効果が確認されており、免疫において中心的な役割を担うT細胞と抗原提示細胞の情報伝達を阻害するという新しいメカニズムを有する免疫抑制剤となるものと考えています。今後、両社は本抗体を臓器移植時の拒絶反応抑制を目標適応症として研究開発を進めていく予定ですが、移植用途以外にも、自己免疫疾患での用途拡大が期待できます。
このたびの契約締結に伴い、キリンビールは、アステラスより契約一時金ならびにマイルストーンを受け取ることになります。研究開発については両社均等の費用負担のもと全世界での共同開発を実施していく予定です。また販売においては、アステラスが同製品を全世界で販売することになりますが、キリンビールも全世界における共同販促権を有し、両社で均等に利益を配分します。キリンビールは日本において並売オプションを有しており、その際には両社の売上から、別途定めたとおりのロイヤルティを互いに支払います。
キリンビールは医薬事業の将来を担う重要な柱として自社の完全ヒト抗体技術を用いた抗体医薬品の開発を進めています。将来のフロンティア領域と位置付けている免疫領域においても「CD40 アンタゴニスト抗体」を皮切りとして、抗体医薬品のラインアップを拡大していきます。キリングループの医薬事業は、腎臓、がん(血液分野を含む)、免疫・感染症を重点領域として展開しており、今後も新たな医療価値を創造することにより、最先端の医療に貢献していきます。
一方、アステラスは、同社が創製・開発した免疫抑制剤「プログラフ」を世界70カ国以上で発売しており、既に移植領域においてグローバルに強固な基盤を有しています。アステラスは今後も移植領域を最重点領域として取り組んでおり、今回のライセンス契約締結により、同領域におけるさらなる基盤強化をはかるとともに、移植医療への一層の貢献を目指していきます。
( ご参考 )
「CD40 アンタゴニスト抗体」とは、抗原提示細胞上に存在するCD40という受容体に結合する完全ヒトモノクローナル抗体です。抗原提示細胞とは、体内に異物(抗原)が侵入した際に、これを排除して生体を防御する「免疫」に関与する細胞の一つであり、異物の情報を免疫の中心的役割を担うT細胞に伝達する役割を担っています。抗原情報を提示され活性化したT細胞は、抗体の産生、サイトカイン産生など、様々な免疫作用を引き起こすことによって、体内から異物を排除します。T細胞上にはCD40と特異的に結合するCD40Lという物質があり、両物質が結合することによって免疫反応が起こりますが、「CD40 アンタゴニスト抗体」は、CD40とCD40Lとの結合を阻害し、免疫反応を抑制します。さらにCD40は、抗体産生を担うB細胞および、炎症反応に関与するマクロファージの機能発現においても重要な役割を果たしており、直接的に抗体産生や炎症反応を抑制することも期待されます。
以上
ナップスタージャパンとハギワラシスコム、「音楽ケータイセットfor Napster」を発売
メモリーカード販売で高いシェアを持つハギワラシスコムと
月額定額制聴き放題の音楽配信事業社Napster Japanが共同企画
Napsterがスグに利用できる
「音楽ケータイセットfor Napster」を発売!!
株式会社ハギワラシスコム(本社:名古屋市中区錦二丁目4番3号代表取締役:河瀬翔之)とナップスタージャパン株式会社(本社:東京都渋谷区代表取締役CEO:伏谷博之)では、ナップスタージャパンの企画、ハギワラシスコムの製造、販売によるコラボ商品で、対応携帯電話端末でNapsterを利用するために必要な1)microSDメモリーカード、2)FOMA USB接続ケーブル、3)平型イヤホン変換アダプタをセットにした「音楽ケータイセットfor Napster」を2007年2月3日(土)から発売いたします(オープン価格)。
これは、昨年10月ナップスターのサービスを開始以降、月額定額制聴き放題で、対応ポータブルプレイヤーや対応携帯電話端末(現在、NTTドコモF902iS,SH903i,D903i,F903iの4機種が対応)に転送して持ち運び聴くことができるサービスメニュー「Napster To Go」(月額1,980円)に加入しているユーザーが使用する対応端末において、その使用機種の一位、二位が携帯電話端末であり、ユーザーからの希望の声を商品企画化したもので、対応携帯電話端末を購入したユーザーが直ぐにナップスターを利用できるよう、必要な3つの製品をセットにしたものです。
製品の販売はハギワラシスコムが担当し、全国の家電量販店、ならびにEコマースサイト「@TOWER.JP」などで販売します。
◆この製品に関するお客様のお問い合わせ先
ハギワラシスコムサポートセンター0120-307-456
受付時間月~金曜日(土日祝祭日を除く)10:00~12:00 13:00~17:00
ナップスタージャパンhttp://www.napster.jp/support
■製品概要
携帯電話でNapsterを利用するために必要なmicroSDメモリーカード(512MB/1GB)、FOMA USB接続ケーブル、平型イヤホンマイク変換アダプタをセットにした、ナップスタージャパン株式会社が提供する定額制音楽配信サービス「Napster」とのコラボレーション商品です。
容量 型番 JANコード 定価
512MB HNT-NS512RKS 4946865070238 オープン価格
1GB HNT-NS1GRKS 4946865070245 オープン価格
※USB接続ケーブルについては、充電機能はございません。
※平型イヤホンマイク変換アダプタは、3.5mmジャックイヤホンのみ接続できます。(イヤホンマイクは接続できません)
※平型イヤホンマイク変換アダプタのコード長は約5cmとなります。
※ケーブル・アダプタは黒色となります。
※microSD→miniSD変換アダプタが同梱されます。
※microSD→SD変換アダプタは同梱されません。
※限定ステッカーが同封されます。
■動作確認済みNapster対応携帯電話
D903i/F903i/F902iS/SH903i(ハギワラシスコム調べ・2007年1月現在)
※F902iSはminiSDスロットを搭載していますので、同梱のmicroSDアダプタ(miniSDサイズ)を利用してください。
■microSDメモリーカード
15mm×11mmの超小型サイズで、約0.5gという軽さの次世代メモリーカードです。
2006年秋モデル以降、携帯電話の新機種のほとんどがmicroSD対応となっております。
■microSD→miniSDアダプタ付属
miniSDメモリーカードへ変換可能なmicroSDアダプタ(miniSDサイズ)を付属しており、お使いになる環境に合わせて活用いただけます。
※「FOMA」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
※株式会社ハギワラシスコムは、SDアソシエーションのメンバーです。
■「Napster」について
ナップスタージャパン株式会社が提供する「Napster」は250万曲以上(2007年1月11日現在)が聴き放題となる、日本初の本格的な定額制音楽配信サービスです。月額1,980円(税込)の「Napster To Go」コースでは、洋楽・邦楽など豊富な楽曲をパソコンでダウンロードし、Napster To Goに対応しているオーディオプレイヤーや携帯電話に転送し、持ち運べます。
■パッケージ画像
※添付資料を参照
GMAPジャパン、キャデラック全モデル対象の3年間メンテナンスサポートを導入
GMAPジャパン、「キャデラック・プレミアム・ケア・プログラム」を実施
- 初回車検までの基本メンテナンス費用をカバー、オーナーへのアフターサービスをさらに充実 -
ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン株式会社(所在地 東京都品川区、代表取締役社長 リック・ブラウン、以下 GMAPジャパン)は、2007年のキャデラック全モデル(CTS、SRX、STS、STS-V、DTS)を対象に、登録日から車検到来までの3年間のメンテナンスをサポートする新しいプログラムを導入した。キャデラック・オーナーへのアフターサービスをさらに充実させることで、安心して乗り続けていただくことを目的としている。
キャデラック・プレミアム・ケア・プログラムは、2007年1月1日より同年12月31日までに07モデルのキャデラックを新車でご購入頂いた方に、販売店よりメンテナンス・クーポン券を配布し、初回車検到来前までの基本メンテナンス費用をカバーする。このプログラムにより、キャデラック・オーナーは、メンテナンス費用に対する不安を払拭し、これまで以上に楽しく充実したカーライフをおくることができる。
キャデラック・プレミアム・ケア・プログラムの詳しい内容は以下のとおり
・12カ月点検(工賃のみ) メンテナンス・クーポン券2枚(2回分)
・エンジンオイル、オイルフィルター及びドレインシール メンテナンス・クーポン券3枚
・室内エアフィルター メンテナンス・クーポン券1枚
・フロント・ブレーキパッド メンテナンス・クーポン券1枚
・リア・ブレーキパッド メンテナンス・クーポン券1枚
・ワイパーブレード(リア含む) メンテナンス・クーポン券2枚
以上
資生堂、「クレ・ド・ポー ボーテ」から「肌あれ」に着目したケア商品15品を発売
「クレ・ド・ポー ボーテ」より、新スキンケア誕生
-見て、触れて、誰もが美しいと感じるファーストクラスの「上質感のある肌」へ-
資生堂は、プレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」より、上質感のある美肌をめざし、肌の美しさを阻む最大の敵”肌あれ”(様々な肌不調の総称)に着目した基本ケアアイテム【全15品目15品種800円~12,500円(税込840円~13,125円)】を、2007年2月21日(水)より資生堂インターナショナルを通じ発売します。「クレ・ド・ポー ボーテ」は、1996年に誕生したスキンケア、ファンデーションなどのベースメーキャップ、口紅・アイカラーなどのポイントメーキャップをトータルに揃えたプレステージブランドです。資生堂の最先端技術による高いスキンケア効果とファッション性の高いメーキャップ効果が支持され、現在日本を含む世界22ヵ国で販売されています。
【 ”肌あれ”のない肌とは・・・ 】
一般的に”肌あれ”は、「肌がカサついてる」「肌の透明感がない」「肌にはりがなく、つやもない」「肌に触れると、ゴワゴワと硬い」「見た目に美しくない」など、肌の美しさに悪影響を与える要因と認識されています。一方、”肌あれ”がない肌は、「肌表面が美しい」「あらゆる肌機能がスムーズに働いている」「肌の生まれ変わりが順調である」「肌の水分量、皮脂量のバランスがとれている」ことから、最上級の肌触りとつややかな光沢、上質な肌を実現することができます。つまり、肌の美しさは(1)「バリア機能を保つ」(2)「肌の生まれ変わりを順調に保つ」、そして(3)「高い保湿効果を保つ」という3つの大きな要素によって決まると言えます。
【 最先端の”肌あれ”ケアで、上質感のある美肌へ 】
今回発売の「クレ・ド・ポー ボーテ」スキンケアは、美肌の鍵を握る3大要素をトータルでマネージメントをする”肌あれ”ケアで、上質感のある美肌へと導きます。
(1)バリア機能の強化
肌表面の美しさに直結する「角層」の状態を健やかに育む=「コルネオ育成理論」の考え方に基づき、資生堂独自に開発したCE成熟保湿成分を配合。また「クレ・ド・ポー ボーテ」独自の保湿成分シグナディレクター*を進化させることで、水分蒸散を防ぎバリア機能を保ち、美肌効果を実感しやすくしています。 *加水分解シルク・カリンエキス・グリセリン
(2)肌の生まれ変わりを順調に保つ
肌の生まれ変わりが不調であると”肌あれ”の状態になります。独自に開発した肌あれ有効成分が、肌本来の生まれ変わりを順調に保ち、肌あれのない美しい肌に導きます。
(3)高い保湿効果を保つ
保湿効果の高いSヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸ナトリウム)を配合することで、たっぷりと水分を補給し、うるおいを長時間保ちます。
【 心地よい使用性へのこだわり 】
浸透感が高まり、お手入れのたびに瞬時に肌表面が整うような実感のある、ラグジュアリーな使い心地にこだわりました。
また、毎日のスキンケアを優雅な気分で心地よく使用していただける、華やかで上品なフローラルの香りです。(ジャスミン、ローズ、ミュゲなど)
【 パッケージへのこだわり 】
毎日最適な使用量で肌効果を実感いただくために、化粧水・乳液にディスペンサー容器を採用しました。肌の生まれ変わりの期間、6週間に合わせ、化粧水は約42日、乳液(日中用)(夜用)はともに約84日間使用できます。
また、洗顔フォームには使い勝手のよいワンタッチキャップを採用しました。
【 コットン使用へのこだわり 】
たっぷりのうるおいを確実に角層へ届けるために、肌のすみずみまで均一にたっぷり届けられるコットン使用にこだわりました。化粧水や乳液の効果成分をしっかり行きわたらせ、角層をうるおいで満たします。
*商品概要は、添付資料をご参照ください。
バンダイビジュアル、映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」のDVDを発売
新ヒーロー・ウルトラマンメビウスと歴代のウルトラ兄弟が夢の競演
ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品
映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のDVDを1月26日に発売
初回限定生産のメモリアルボックスと通常版の2種類で発売
バンダイビジュアル株式会社は、歴代ウルトラヒーローとメビウスが夢の競演を果たし、大ヒットとなった劇場作品『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のDVDを、1月26日に初回限定生産のメモリアルボックス(8,190円/税込)と、通常版(3,990円/税込)の2種類で発売します。
販売ルートは、全国の家電量販店の映像ソフト売場、CDショップの映像ソフトコーナー、インターネットショップ等です。また、DVDでのレンタルも同時にスタートします。
■『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』について
ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』は、2006年4月よりCBC/TBS系(一部地域を除く)にて好評放送中の特撮TVドラマ『ウルトラマンメビウス』の若きヒーロー・メビウスと、ウルトラマンをはじめとする歴代ウルトラ兄弟の夢の共演を実現したウルトラマンシリーズ劇場版最新作です。
2006年9月に全国松竹系で公開されると、ファミリー層だけでなく、特撮ファンや子供の頃にウルトラマンを見ていた30~50代も巻き込み大ヒットとなりました。
ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ、ゾフィーといった歴代のヒーローとともに、ザラブ星人、ナックル星人、ガッツ星人、テンペラー星人と懐かしい敵役宇宙人も多数登場しており、往年のTVシリーズを彷彿させるエピソードも随所に盛り込まれています。また、黒部進(「ウルトラマン」のハヤタ役)、森次晃嗣(「ウルトラセブン」のモロボシダン役)、団時朗(「帰ってきたウルトラマン」の郷秀樹役)、高峰圭二(「ウルトラマンエース」の北斗星司役)と、歴代のウルトラマンシリーズで主人公を演じてきた俳優陣が同じ役で登場していることも見所の一つとなっています。
【 ストーリー 】
今から20年前、究極超獣Uキラーザウルスに挑んだウルトラマン、セブン、ジャック、エースの4兄弟は、激しい戦いの末、自らの光エネルギーと引き換えにこれを神戸沖に封印した。そして時は流れ、現在。Uキラーザウルスを復活させようと企む宇宙人連合が出現、計画の邪魔になるウルトラマンメビウスを狙ってきた!メビウスと地球に、かつてない危機が迫る!!
■特典満載のメモリアルボックス
初回限定生産のメモリアルボックスは、本編ディスクの音声特典として小中和哉(監督・特技監督)、長谷川圭一(脚本)、板野一郎(CGI監督)によるオーディオコメンタリーをお楽しみいただけます。また、本編ディスクに加え、メイキングやキャストへのインタビューなど秘蔵映像を多数収録した70分の特典ディスクが付属しています。小中監督が実際に使用したものの縮小複製版であるレプリカ台本や絵コンテ集なども同梱しており、これら全てが特製のアートBOXに収納されています。まさに、コレクターズアイテムに相応しい充実した内容となっています。
■映画に登場するウルトラ兄弟たちを特集したDVDも発売
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のDVD発売に合わせ、映画に登場したウルトラ兄弟を特集したDVD5タイトルも1月26日に同時に発売します。
・「ウルトラマンのすべて!」(30分) 1,890円/税込
・「ウルトラセブンのすべて!」(30分) 1,890円/税込
・「帰ってきたウルトラマンのすべて!」(30分) 1,890円/税込
・「ウルトラマンAのすべて!」(30分) 1,890円/税込
・「ウルトラマンタロウのすべて!」(30分) 1,890円/税込
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)
< 商品に関するお問い合わせ先 >
バンダイビジュアル(株) お客様センターまで
TEL 03-5828-7582
バンダイビジュアルURL http://www.bandaivisual.co.jp
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』公式サイト http://www.ultraman-movie.com/
● 関連リンク
伊藤園、ゼブラと茶殻を配合した抗菌ボールペン「お茶入りボールペン」を開発
ゼブラ株式会社との共同で
茶殻を配合した"抗菌ボールペン"を開発
茶殻を配合した樹脂をボールペンの軸に使用
日本で初めて緑茶飲料を開発した株式会社伊藤園(社長:本庄八郎 本社:東京都渋谷区)と、日本で初めて国産鋼ペン先の製造を開始したゼブラ株式会社(社長:石川真一 本社:東京都新宿区)は、共同で茶飲料残渣を有効活用する技術開発に取り組み、茶飲料残渣を配合した抗菌性を有する"抗菌ボールペン"「お茶入りボールペン」を開発いたしました。
「お茶入りボールペン」は、ボールペンの軸部分に茶殻を配合した樹脂(茶配合樹脂)を用いることにより、茶の香りや抗菌性などを付与した機能性ボールペンです。また、10本あたり、緑茶飲料「お~いお茶」500mlPET約1本分に使用される茶殻を使用した環境配慮型製品です。
≪「お茶入りボールペン」仕様≫
軸材 : 10本あたり「お~いお茶」PET500ml 約1本分の茶殻を使用
形式 : ノック式ボールペン(替え芯タイプ)
全重量 : 約10g
色 : グリーン
≪「お茶入りボールペン」抗菌特性≫
※ 関連資料参照
【研究開発の背景と経緯】
近年の茶系飲料の需要増に伴い、生産工程で排出される茶飲料残渣の量は年々増加しています。当社においても緑茶飲料「お~いお茶」の売上増とともに年々原料茶の使用量が増加しており、それに伴って茶飲料残渣の量も増加しています(2005年の年間茶殻排出量:39,000トン)。
当社は、「新技術に挑戦する伊藤園」「みんなで環境を考える伊藤園」という経営方針の一環として、飲料残渣を地球環境配慮型の工業製品などに有効利用する研究を推進しており、茶殻の抗菌効果や消臭効果を利用した茶配合製品(「茶配合ボード」「茶配合樹脂」「茶入りせっこうボード」など)を開発するなど、独自のリサイクル技術を確立しております。また、茶配合ボードを用いた「さらり畳」((株)北一商店と共同開発)や茶配合樹脂を用いた景観配慮型自動販売機などの応用開発も行っております。これら茶殻リサイクルへの取り組みが評価され、第二回エコプロダクツ大賞(エコサービス部門)の農林水産大臣賞や、地球温暖化防止活動環境大臣賞を受賞しております。
一方でゼブラ(株)は、国内を代表する筆記具メーカーとして、1994年4月から社会的使命として「環境への配慮」を事業活動の中に明確に位置づけ、再生PET樹脂製油性ボールペン「ジムニーケア」や詰め替えタイプの水性顔料マーカー「リ・ユース」などのエコロジー商品の研究開発ならびに市場展開をしております。また、環境に配慮した素材を使うだけでなく、使う人の気持ちを考えた製品づくりを心がけ、「使いやすさへのこだわり」や「環境にも人にもやさしいエコロジー商品」を追求し商品開発を行っております。
今回、両社の「お客様と地球にやさしい製品づくり」という考えが合致し、抗菌性を有する"抗菌ボールペン"「お茶入りボールペン」の開発にいたりました。現在、ノベルティとしてのサンプルを用意していますが、年内には代理店を通じて販売を開始することを検討しております。
【今後の展開】
茶殻は昔から一般家庭において畳掃除や消臭剤などとして利用されてきた馴染み深いものです。しかし現代では、茶殻のもつ消臭性や抗菌性などを活用する意識が薄れ、茶殻は廃棄物であるという認識になりつつあります。当社では、茶配合製品の研究開発に積極的に取り組み、普及させることにより、社会において「茶殻=廃棄物」ではなく、身近な有用資源であるという考えを定着させ、「茶殻=有用資源」という意識付けに役立てたいと考えております。
バンダイナムコゲームスとSCEI、エンタテインメントコンテンツ事業の合弁会社を設立
合弁会社設立の合意に関するお知らせ
株式会社バンダイナムコゲームス(以下NBGI)と株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCEI)は、Cell Broadband Engine(TM)(※)を活用した新しいエンタテインメントコンテンツの創造を目的とした合弁会社「株式会社セリウス」(以下、セリウス)を2007年3月6日に設立することで合意しました。
セリウスではNBGIとSCEIそれぞれが有する開発技術や柔軟な発想を融合し、インタラクティブで"驚き"のあるエンターテインメントを創出すべく、コンテンツビジネスを展開して参ります。
※…Cell Broadband Engineは株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの商標です。
【合弁会社の概要】
(1)会社名 :
株式会社セリウス
CELLIUS, Inc.
(2)事業内容 :
音声・映像のソフトウェア及びコンピューターソフトウェアの企画・制作、製造、販売など
(3)本店所在地 :
東京都目黒区
(4)設立日 :
2007年3月6日(火)
(5)役員(予定) :
代表取締役社長 中村 勲 (現NBGI ユニットリーダー)
取締役 鵜之澤 伸 非常勤(現NBGI 代表取締役副社長)
取締役 久夛良木 健 非常勤(現SCEI 代表取締役 会長 兼 グループCEO)
取締役 佐藤 明 非常勤(現SCEI 代表取締役 副会長)
(6)資本金 :
1億円
NBGI 出資比率51%
SCEI 出資比率49%
*会社概要の詳細につきましては予定につき変更となる可能性があります。
みなと銀行、IPAの債務保証付無担保融資商品「みなとITサポートローン」を取り扱い開始
「みなとITサポートローン」の取扱開始について
-中小企業の「IT技術力」を融資審査に活かしたローンです-
みなと銀行(頭取籔本信裕)では、情報処理産業(いわゆるIT企業、ITベンチャー企業)の育成と地元中小企業のIT化を資金調達の面からサポートするため、独立行政法人情報処理推進機構(以下:IPA、理事長:藤原武平太)と提携し、IPAの債務保証付無担保融資商品「みなとITサポートローン」の取扱を本日より開始しますのでお知らせいたします。
本商品は、IPAの債務保証利用により、情報処理サービス業・ソフトウェア業及び一般企業のプログラム開発や情報処理技術者の教育・研修等に必要な資金を無担保でご利用いただける融資商品となっております。
また、IPAのIT分野における技術審査力を活用することにより、業歴の浅いITベンチャー企業にも無担保でご利用いただける融資商品といたしました。
なお、IPAとの提携は、近畿2府4県に本店を置く金融機関では初となります。
記
1.特徴
情報処理産業の育成・振興及び中小企業のIT化支援を目的として、兵庫県内を中心に地域に密着した営業を展開するみなと銀行と「IT分野における技術審査力」に強みを持つIPAが、お互いの強みを生かした業務協力を行います。
2.商品内容
別紙の通り
3.取扱開始日
平成19年1月24日(水)
以上
ロジテック、ネットワーク接続型HDユニットに大容量320GBモデルを追加発売
ネットワーク接続型HDユニットに、大容量320GBモデルを追加発売。
デジタルコンテンツの保存、共有にお勧めです。
ロジテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:葉田順治)は、大容量320GBのハードディスクドライブを搭載したネットワーク接続型HDユニットを、2月上旬から発売します。
大容量320GBなので、高画質の写真やポータブルオーディオプレーヤーの普及で増え続ける音楽データなどのデジタルデータをまとめて、たっぷりと保存することができます。AVサーバ機能を持った製品と、持たない製品の2製品をご用意しております。
「LHD-LAN320GV」は、USBポートを搭載し、ギガネットイーサネットに対応したネットワーク接続するHDユニットです。AVサーバ機能を持ち、本製品内に保存されたAVコンテンツを、ネットワーク経由で接続されたDLNA対応プレーヤーから再生することができます。USB 2.0 Hegh-SpeedポートにはHDユニットやプリンタを接続し、それらの機器をネットワーク上で共有することが可能です。
「LHD-LAN320GE」は、AVサーバ機能を持たない点を除き、「LHD-LAN320GV」と同じ機能を有したネットワーク接続するHDユニットです。
2製品とも、リビングでの設置を考慮した「ファンレス設計」&「HDDスリープ機能」により、徹底した静音性を実現しました。さらに、常時起動でもランニングコストを抑える「低消費電力設計」を実現するなど、ホームユースでの利用に最適なモデルになっています。
■シリーズ愛称 NetPocket
■製品名称:AVサーバ機能搭載 ネットワーク接続型HDユニット(BOX型NAS)
製品型番:LHD-LAN320GV
容 量:320GB
標準価格:¥33,800(税別)
JANコード:4992072000339
■製品名称 ネットワーク接続型HDユニット(BOX型NAS)
製品型番:LHD-LAN320GE
容 量:320GB
標準価格:¥32,800(税別)
JANコード:4992072000346
■発売時期 平成19年2月上旬(2モデルとも,予定)
■製品の特長
●AVサーバ機能を持ち、本製品に保存したAVコンテンツを、LAN経由で「DLNA対応プレーヤー」から再生可能。(LHD-LAN320GVのみ)
●Windows/Machintoshクライアントでファイル共有が可能。
●ギガビットイーサネット、ジャンボフレーム(4,074Bytes)対応の高速データ転送能力。
●USB 2.0 High-Speedポートを3ポート装備し、USB機器を増設可能。USB HDユニットの増設、USBプリンタの共有、USB対応のデジカメなどを接続してワンタッチで画像データを転送可能。
●フォトステーション機能により、所定のフォルダに保存された画像ファイルをWebブラウザから閲覧可能。
●HTMLファイルを利用できる簡易Webサーバ機能を搭載。
●アクシデントなどに強いジャーナリングファイルシステムを採用。
●一定時間アクセスが無い場合ディスク回転を止める「HDDスリープ機能」搭載。
●流体軸受ドライブ採用、ファンレス設計、HDDスリープ機能により、リビングでも快適に使用できるように、騒音を徹底して低減。
●定格消費電力16W/HDDスリープ機能時9Wの低消費電力設計により、常時稼動でも低コストでの運用が可能。
●リビングに置いても場所を取らないコンパクトサイズ。
LHD-LANGVシリーズの製品情報へ
http://www.logitec.co.jp/products/nas/lhdlangv.html
LHD-LANGEシリーズの製品情報へ
http://www.logitec.co.jp/products/nas/lhdlange.html
【 ロジテック製品に関するお客様問い合わせ窓口 】
ロジテック テクニカルサポート
TEL:0570-022-022 FAX:0570-033-034
ロジテック LAN専用テクニカルサポート
TEL:0570-050-060
ロジテック、6種類の言語から利用言語を選択できる法人向け14.1型ワイド液晶ノートPCを発売
日本語OSに外国語キーボードを搭載
6種類の言語から利用言語を選択できる法人向けノートPCを発売!
Intel(R) Core(TM) 2 Duo搭載の14.1型ワイド液晶画面搭載 ノートPC
ロジテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:葉田順治)は、カスタムメイドで6種類の言語から利用言語を選択できる14.1ワイド液晶搭載ノートPC「LN-14Wシリーズ」を、平成19年1月下旬より受注開始致します。
「LN-14Wシリーズ」は、お客様の希望によって部品やオプションを選択できるBTO(Built To Order)方式を採用し、「1台」からのオーダーが可能な法人向けのカスタムノートPCです。
日本語Windowsを搭載しながら、日本語を含む6種類の言語から利用言語をカスタムメイドで選択することができます。対応言語は「日本語」「英語」「繁体中国語」「簡体中国語(北京語)」「韓国語」「ポルトガル語」の6種類で、それぞれの言語入力に対応したキーボードが装備され、出荷時はそれぞれの言語での文字入力が初期値として設定されています。これにより、実際に入力した文字がキーに表記された文字と異なったり、表示されないキーがあるといった問題を解消することができます。
6種類の言語から利用言語を選択できることで、日本に在住する多くの外国人の方に、スムーズな入力環境を提供し、アプリケーションの利用はもちろんインターネットやメールでも気軽に母国語で文字入力ができるようになります。また、日本語Windows搭載により日本語のアプリケーションの利用や日本語での文字入力、英語での文字入力にも対応しますので、日本と外国語を使い分けて利用するようなバイリンガルなビジネス利用にも適しています。
「LN-14Wシリーズ」は、14.1型ワイド液晶を搭載し、Intel(R) Core(TM) 2 Duo モバイル・プロセッサーを採用した高性能ノート型PCです。BTO方式を採用していますので、必要な機能やソフトだけを選択して、目的にぴったりのノートPCを作り上げることができます。
ロジテックでは、オーダーを受けると長野県伊那市にある自社工場の生産ラインを使って1台ずつ丁寧に製造し、国内生産による高い品質とスピーディな納期で、お客様に製品をお届けします。本製品は、2年間の製品保証(液晶含む,バッテリーを除く)に加え、万一トラブルが発生した場合でも、安心の1年間のピックアップ保証が付いています(代替品サービスはありません)。
ロジテックでは法人向けに、ノートPC以外にもBTO方式のカスタムPC、カスタムコントローラをご用意しております。さらに、お客様の希望される仕様に適合するように、マザーボードをはじめ、あらゆるパーツをひとつひとつ吟味して作り上げる完全オリジナル仕様のカスタムPC、カスタムコントローラのご相談にも対応しております。
■製品名称
多言語対応 14.1型ワイド液晶搭載 カスタムノートPC
■発売時期
平成19年1月下旬より受注開始(全モデル)
■言語・製品型番(固定モデル)・キーボード・出荷時設定言語・定価(税抜)
(※ 関連資料を参照してください。)
■14.1ワイドノートPC「LN-14W」の特長
・日本語を含む6種類の言語からモデルを選択できるカスタム仕様。利用言語に適したキーボードを搭載し、利用言語でのスムーズな文字入力および操作環境を実現。
・利用言語は「日本語」「英語」「繁体中国語」「簡体中国語」「韓国語」「ポルトガル語」の6種類から選択可能。
・日本在住の外国人の方、外国語でパソコンを使って仕事される方などにぴったりの仕様。
・日本語OSを搭載し、利用言語に加え日本語および英語入力での利用が可能。
・Intel(R) Core(TM) 2 Duo モバイル・プロセッサーを採用し、14.1型ワイド液晶を搭載した高性能ノート型PC。
・あらかじめ用意した部品を自由に組み合わせることができるBTO方式の法人向けカスタムノートPCで、1台からのオーダーも可能。
・品質とスピードを重視し、長野県伊那市のロジテック自社工場ラインで1台ずつ丁寧に製造。
・Windows Vista(TM) Businessへのアップグレードクーポンが付いたWindows(R) XP Professional SP2(日本語DSP版)を搭載(有効期限は2007年3月15日)。
・選択したキーボードの仕様に合わせてIMEなど言語環境設定済みで出荷。
・体験ソフトなど余分なソフトのプリインストールを排除したシンプルモデル。
・オプションでMicrosoft(R) Office Professional Enterprise Edition 2003やSkype(TM)などのビジネス向けソフトのプリインストールが可能。
・1年間のピックアップ保証「ピックアップサービス・ライト」付き(代替品サービスはなし)。
・安心の2年間保証(液晶含む,バッテリーは1年間保証)。
>LN-14Wシリーズの製品情報へ
http://www.logitec.co.jp/products/notepc/ln14w.html
*記載されている商品名、会社名は、各社の商標または登録商標です。記載価格はメーカー希望小売価格であり、消費税は含まれておりません。
● 関連リンク
伊藤園、最適な味覚要素を引き出した緑茶飲料「お~いお茶 味ふくよか」を発売
味覚要素である「甘み」「渋み」「香り」を
それぞれに最適な茶葉と抽出方法で引き出しました
「 お~いお茶 味ふくよか 」
1月29日(月)より全国で販売開始
株式会社伊藤園(社長:本庄八郎 本社:東京都渋谷区)は、味覚要素である「甘み」「渋み」「香り」を、それぞれに最適な茶葉と抽出方法で引き出した「お~いお茶 味ふくよか」を1月29日(月)より全国で販売します。緑茶飲料市場の拡大にともなうお客様の「嗜好の多様化」に対応する、新しい味覚ポジショニングの製品です。
「お~いお茶 味ふくよか」の「甘み」は、「抹茶」を原料に使用し、冷温短時間抽出することで引き出しました。「渋み」には、茶葉の一次加工における蒸し工程の時間を短くした「浅蒸し茶葉」を原料として使用しています。蒸し時間を短くすることで生まれるキレのよい渋みを、中温で丁寧に抽出しました。さらに、茶葉を仕上げる工程で強火乾燥させた「強火茶葉」を原料に使用し、「香り」を引き出しました。強火で乾燥させることにより、香ばしい香りが生まれます。この香りをいかすため、高温短時間で抽出しています。
このように抽出した「甘み」「渋み」「香り」のバランスを追求したことで、「お~いお茶 味ふくよか」は、濃厚な甘みと渋み、香ばしい香りをもつ緑茶飲料に仕上がりました。また、当社独自の「自然抽出・フレッシュ製法」を採用していますので、緑茶のいれたての鮮度感を保持しています。
近年の緑茶飲料市場は、嗜好の多様化が進んでいます。緑茶の濃い味わいが特徴の「お~いお茶 濃い味」は、2004年5月の発売以来ご好評をいただき、毎年売上を伸ばしています。昨夏には、各社から相次いで"濃い味系"緑茶が発売されましたが、「お~いお茶 濃い味」は"濃くておいしい"というコンセプトで嗜好の選択肢を広げ、新しいカテゴリーを確立した製品といえます。当社では、お客様の嗜好はさらに多様化していくものとみています。
当社の調べでは、主婦層を中心に、緑茶に「甘みと渋みのバランス」を求める需要があります。「お~いお茶 味ふくよか」は、このようなお客様の嗜好に対応できる、これまでの製品とは違う新しい嗜好ポジショニングの製品として訴求してまいります。
パッケージには、雲竜文様の和紙柄に金色の竹をあしらい上質感を表現しています。
<この件に関するお問い合わせ>
(株)伊藤園 お客様相談室:03‐5371‐7110
● 関連リンク
NTTコムウェアやIIJなど4社、RFID標準化団体の国際物流実証実験に共同参画
EPCglobal 物流部会における世界的な国際物流実証実験に
NTTコムウェア、IIJ、
日本オラクル、日本ベリサインが共同参画
~Japan Application Consortiumを設立し、国際物流におけるRFID(電子タグ)を活用した
標準化RFIDシステムの構築を実施~
NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:今井郁次 以下 NTTコムウェア)、株式会社インターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木幸一 以下IIJ)、日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明 以下 日本オラクル)、日本ベリサイン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:橋本晃秀 以下 日本ベリサイン)は、国際的なRFID標準化団体であるEPCglobal(*1)が1月から実施する国際物流の実証実験において、共同で標準化の仕様に準拠したRFIDシステムを構築します。
【実証実験の概要と目的】
グローバルなサプライチェーンにおける国際物流では、物流業者は世界各地で多くのお客様毎に、多種多様な情報のやり取りを行っています。そのためシステムが複雑になり年々コストが増大するという課題があります。
物流業界では業界全体の高度化や可視化へのニーズが高まっており、RFIDを活用した利用拡大・普及を見据えた国際標準の策定が求められています。そこで大手物流関連企業がRFIDの国際的な標準化策定団体であるEPCglobalに物流部会(Transportation & Logistics Services Industry Action Group(*2))を設立(2005年11月)し、標準化の推進を行ってきました。
今年度から経済産業省の支援を受け、第1段階として香港-日本間(2007年2月完了予定)、第2段階として上海-ロサンゼルス間(2007年10月完了予定)で、RFIDを利用した国際物流の実証実験を行います。
第一段階の実証実験では、国際物流企業であるDHL、マースク、日本郵船、シェンカー、シュナイダーも参加する予定です。
さらに、香港-日本のRFIDシステムの実験では、双方向の相互接続も実施を予定しています。これらの実証実験を通じて、物流部会が検討しているRFID適合のビジネス要件を実フィールドで検証し、本格運用に向けた課題抽出と解決を主な目的としています。
【参画企業の役割】
この実証実験の重要な要素として、国際物流におけるサプライチェーンの可視化を行うためのRFIDシステムの構築が求められています。今回、NTTコムウェア、IIJ、日本オラクル、日本ベリサインの各社は本実証実験を通してJAC(Japan Application Consortium)を立ち上げ、各社のEPCglobal標準仕様に準拠した製品・ソリューションを利用して、商品やコンテナに取り付けられたRFIDの情報流通を実現するRFIDシステムを構築します。
各国・各社のEPCglobal国際標準に準拠したRFIDシステムの連携により、物流におけるサプライチェーン情報流通のオープンなプラットフォームが構築され、物流関係者(物流業者、荷主)はサプライチェーンの可視化、最適化、円滑化を容易に実現することができ、企業活動全体に寄与することが可能になります。
今回各社は、実証実験を通じてRFIDの情報流通を実現するオープンなプラットフォームの有効性や効果を実証します。
●各社の提供内容
RFIDミドルウェア(NTTコムウェア、日本オラクル)
EPCIS(IIJ、NTTコムウェア、日本オラクル)
ONS、Local ONS(日本ベリサイン)
【今後の展開】
今回の実験から得られた各種結果を国際標準として積極的に提案し、一般企業に対しても物流分野におけるRFIDの適用ノウハウを提供します。今後RFIDシステムは、他システムとの連携や大量データの円滑な制御、高いセキュリティの確保など、完成度の高いシステムへ発展していくことが求められており、各社の実績、経験と技術力をもとに、ワールドワイドなオープンプラットフォームの実現を目指します。
今回のプレスリリースに関して経済産業省様、日本郵船様からコメントをいただいております。
※ 添付資料参照
【用語解説】
(*1)EPCglobal
バーコードに代わるデータキャリアとしてRFIDと インターネットを利用したEPCglobalネットワークシステムの開発・推進・標準化活動を行うために、2003年11月に設立された非営利法人(本部:米 ニュージャージー州プリンストン)。国際EAN協会(国際的な流通コード標準化機関:現GS1)とUCC(米国の流通コード管理組織:現GS1 US)が中心となって発足し、様々な標準化を行うためのWGから構成される。2006年12月時点で1073のメンバー企業が参加。
(*2)EPCglobal物流部会(Transportation & Logistics Services Industry Action Group)
2005年11月に設立され、国際物流の効率化に向けた電子タグの標準化を進めている。陸海空の輸送、ヤードや倉庫など拠点内のオペレーション、輸出入手続などにおける電子タグのビジネスケースを検討し、国際物流業界としての電子タグに対するビジネス要求事項をまとめている。日本からも多数の企業が参加しており、特に日本郵船が物流部会の共同議長を務めるなど、日本が主導的な役割を果たしている。
TOTO、“クリーンコート便座”など便利機能を追加したウォシュレット「NEWアプリコット」を発売
凹凸をなくしたシンプルなデザインとともに
快適性・清掃性を進化させたウォシュレット
「NEWアプリコット」2月1日新発売
「ネオレストAタイプ」で好評の“フチなしウォシュレット”も装備
1980年に発売以来、『レストルームを快適で清潔な空間にしたい』という多くのお客様に支持いただいているウォシュレット。年々進化を続け、1999年には左右に貯湯タンクや操作部のない、袖なしタイプの「アプリコット」が誕生し、コンパクトなデザインなどでお客様から高い評価をいただいています。
TOTOは、この「アプリコット」にさらに便利な機能を追加し、「NEWアプリコット」として、2月1日(木)に新発売します。
ウォシュレット一体形便器「ネオレストAタイプ(2006年8月発売)」で大変好評の“フチなしウォシュレット”をはじめ、“クリーンコート便座”・“フラットリモコン”・“スーパーおまかせ節電”など、便利な機能をシートタイプ(便座のみでも購入できる、便器と便座が別々になったタイプ)に初めて搭載しました。
“フチなしウォシュレット”は、便器と便座の接合部において、便器フチに沿って便座の機能部分を切り欠いた形状のものです。‘見た目には気づかない汚れ’が付着する部分をなくすことで、“トイレの臭い”対策にもなります。おすすめのフチなしトイレとセットすることで、お掃除のしやすさが格段に向上します。便座の裏側は、汚れをはじく効果の高い特殊樹脂で加工しているので、汚れがつきにくく、落しやすくなっています。
また、“フラットリモコン”は、よく使うスイッチを四隅に配置し、スイッチ1つ1つが大きいので押しやすく、家族みんなに使いやすいユニバーサルデザイン設計です。
そして、“スーパーおまかせ節電”は、使用しない時間帯は自動でヒーターを切る機能です。さらに、凹凸のない形状、シンプルな色使いなど、デザインも一新しました。お客様のお好みの空間にとけこみやすいデザインです。
「NEWアプリコット」の特長
1)掃除しやすい形状の“フチなしウォシュレット”
2)クリーンコート便座
3)ユニバーサルデザインの“フラットリモコン”
4)スーパーおまかせ節電
希望小売価格
¥109,200~¥198,450(税込・工事費別)
販売目標
3年目で30万台/年を見込んでいます。
開発の背景
1980年に発売したウォシュレットは、『レストルームを快適で清潔な空間にしたい』という多くのお客様のニーズに応え、年々進化を続けてきました。
1999年には温水洗浄便座の普及が進み、さらに『快適な洗浄感を維持しつつ、狭いトイレ空間でも、広々と使えるウォシュレットがほしい』というお客様の要望から、袖なしタイプの「アプリコット」を発売しました。
この「アプリコット」発売を契機に、『床の掃除がしやすくなった』『コンパクトでトイレが広々使える』などを評価いただき、袖なしタイプを選ばれるお客様が急増しました。
TOTOウォシュレット全体に占める袖なしタイプの出荷比率
※添付資料を参照
その「アプリコット」に“フチなしウォシュレット”・“フラットリモコン”・“スーパーおまかせ節電”など「ネオレストAタイプ」で好評の機能を追加搭載し、新発売いたします。今回の発売にあわせて、ロゴデザインも一新しました。
また、あらゆるレストルーム空間にすっと溶け込めるよう、デザインにも配慮し、凹凸を少なく、色使いもシンプルにしました。
実現したのは、シンプルなデザインの中での清掃性・ユニバーサルデザイン・節電などへの配慮です。
商品の特長
※添付資料を参照
※ウォシュレットはTOTOの登録商標です。
<お客様からの問合せ先> お客様相談室TEL:0120(03)1010
<TOTOホームページ> http://www.toto.co.jp
横浜ゴム、自社内でのリサイクルゴムの量産化を本格的に開始
自社内でのリサイクルゴムの量産化を業界で初めて本格始動
新品ゴムと同等レベルの品質を実現
横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、ゴム製品の生産工程で発生する加硫ゴム屑から、タイヤ製品などの原材料として再利用する再生ゴムのマテリアルリサイクル量産化技術を確立し、今年1月より業界で初めて自社内でのリサイクルゴム ※1の量産化を本格的に開始した。当社のリサイクル技術によって生産されるリサイクルゴムは従来技術と比べ、より高品質なゴム原材料を再生でき、タイヤ製品やベルトなどに使用しても品質が低下しないのが最大の特徴。また、電気(加熱用)と水(冷却用)のみで生産できるためコストが安くなる利点がある。
※1:自社内で発生した加硫ゴム屑から生産した再生ゴムの呼び名
リサイクル量産化設備は、(1)粉砕設備(2)再生処理設備(3)冷却設備(4)切断・計量設備(5)脱臭・排ガス処理設備―の5つから構成されている。ゴムは加硫することで鎖状のゴム分子同士が硫黄や樹脂などによって結合(架橋)され、強固で弾力のある加硫ゴムになるが、従来の薬剤を使う再生方法では、鎖状のゴム分子自体を切断してしまうためゴムの物性が大きく低下することが問題となっていた。これに対し、当社が再生処理設備に導入した二軸スクリュー押出機は、薬剤による化学処理を必要とせず、さらに加硫ゴムの結合部分(架橋点)を選択的に切断することができる。そのため、新品ゴムに近い加工性と物性をもつ高品質なゴム原材料が再生可能となる。
横浜ゴムは従来技術に比べ、より高品質な再生ゴムを生産できるマテリアルリサイクル技術を確立し、主要タイヤ工場である三重工場に設備を導入して量産化に向けて取り組んできた。設備の導入に当たっては独立行政法人 新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)の「実用化開発助成事業」に採択された。今後は自社内の工場で発生した加硫ゴム屑を同設備でリサイクルする。今年1月からブチルゴム製※2の使用済み加硫ブラダー※3のリサイクルを開始し、2007年は年間400トンのリサイクルゴムをタイヤ製品の原材料として使用する予定。
※2:気体の不透過性に優れるゴムでタイヤ内部のインナーライナーなどに使用される。
※3:加硫時にタイヤを内部から金型に押し付けるために風船のように膨らますゴム。
横浜ゴムは、廃タイヤのリサイクルに社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)の下、業界全体で取組んでいるほか、当社独自の活動を展開している。2005年12月に社内に設立した「廃タイヤ3R推進委員会」を中心に、廃タイヤの再利用促進とマテリアルリサイクルの技術開発を進めてきた。今回のリサイクルゴムの量産化開始により、サーマルリサイクルだけでなくマテリアルリサイクルの面からも省資源・資源循環型社会の実現に向け積極的に取組んでいく。
なお、横浜ゴムでは昨年12月、横浜ゴムグループで取り組む環境貢献活動のスローガンを「eco MOTION」と名付け、環境貢献活動を推進している。
■「二軸スクリュー押出機」の構成
再生処理設備に導入した「二軸スクリュー押出機」。新品ゴム同様の高品質再生ゴムの生産を可能とする。